暖かい手をさしのべて《○○○》 (ページ2)

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A 3歳

ﾐｶｻ｢お母さん、できたよ！見て見て｣

母｢まあ、うまくできたわね｣

『おかーさんAもやりたい』

母｢Aはもう少し大きくなったらね｣

『えー』

母｢この刺繍は私たち一族に代々伝わるものなの。二人にも子供ができたら教えてあげるのよ｣

『子供はどうやったらできるの？』

母｢うーんお父さんに聞きなさい｣

ﾐｶｻ｢お父さん｣

父｢あーお父さんもよく知らないんだ

ほら、もうじきイェーガー先生が来るからイェーガー先生に聞いてみようか｣

母｢くすくす｣

ｺﾝｺﾝ

父｢ちょうど来たみたいだ｣

ｺﾝｺﾝ

父｢はーい

イェーガー先生、お待ちしていました…｣

ﾄﾞｻｯ

『おとーさん？』

男｢ごめんください｣

男｢抵抗すんなよ。この斧で頭を割られたくなけりゃな！｣

母｢うわぁぁぁぁぁぁ｣

『おかーさん』

母｢ミカサ、Aを連れて逃げなさい！！｣

ﾐｶｻ｢えっと…｣

『おねーちゃん

お父さんねんね？』

ﾐｶｻ｢お父さん…｣

男｢くそ、この女！！｣

ｻﾞｽｯ

男｢おい、何やってんだ！！殺すのは父親の方だけだって言っただろ｣

男｢だってよ、この女が…｣

『おねーちゃん、お母さんもねんね？』

ﾐｶｻ｢あぁ…あぁ…｣

『おねーちゃん？』

男｢もういい！早くガキを連れてこい｣

男｢お前らは抵抗すんなよ？

じゃないとこうだ｣

ﾄﾞｶｯ

赤色で染まったお父さんとお母さんを最後に見て私の意識は途絶えた