８６、軍パロ（if） �� ページ42
『物わかりのいい奴は好きだよ。実際に敵意はないし。あーそうだ、じゃあ』
俺は一度立ち止まると、小脇に抱えていた鬱を横抱きにする。
『ほら、これなら両手もふさがっとる。抵抗の気ィないのわかってもらえたやろ』
zm「……しゃーなしやな」
小さなつぶやきの後、天井から突然人が現れた。ちょっとびっくり。
『身のこなしが流石やなぁ』
zm「ドーモ」
感情のない返事に小さく笑うと、そのまま背中を向けて歩き出したゾムの後を追う。
お互い無言のまましばらく歩き続けると突然ゾムが立ち止まった。
zm「…ここや」
顔を上げれば、他の部屋とは違った荘厳なつくりの大きな扉。
一目でここが要人の部屋だということがわかる。
『無駄にでかいし豪華で笑う…あ、入った途端そこに集まってる……１、２、……１０人。ゾムと鬱以外の幹部か。で一斉攻撃とかやめろよ』
zm「……呼吸音か」
『当然やろ。人間どんなに息を潜めても呼吸せざるを得んからな』
苦虫を嚙み潰したような顔をしたゾムを一瞥して扉に手をかける。
『……あれ？』
zm「…内開きや」
『…ほんとだぁ』
めっちゃ引いてた。そりゃ開かないわ。ば、とゾムを見れば「こんなときどんな顔をすればいいかわからない」みたいな顔してる。笑えばいいと思うよ。
『…わお。壮観』
気を取り直して扉を開ければ、そこには錚々たる顔ぶれ。皆が一様に銃をこちらに向けている。
『あーん、そんな怖い顔せんといてやぁ。とりあえず鬱そこのソファに乗っけるからな』
とりあえず笑顔を向けながら鬱をソファにゆっくりと寝かし、突き刺さった殺気に後ろに飛びのけば俺のいた場所にはいくつかの銃弾の跡が残る。それを確認してからゆっくりと両手をあげて、降参のポーズをとる。
『こっわ！！何もせん言うとるやろ！！人の話は聞け！！』
？「うちの兵士５０も殺した奴なんか信用できるかぁ！！」
『だって向かってくるから殺すしかないじゃん？向かってこなけりゃあいつらも死ななかったよ。コネシマ』
そう言って笑って見せれば真っ先に吠えた奴、コネシマは押し黙った。
戦争の本質だろう。起こさなければ人は死なないのだ。
『お、チーノくんじゃん。こないだぶり』
ci「じょう、ほうや」
『黄泉の国から蘇ってきました、なんてね』
よほど信じがたいのか、横にいた人の後ろに隠れてしまった。あらら。
『俺は、言ったよ？俺が望むものしっかり寄越してくれなきゃ、地獄の果てまでって』
それが条件だったろ？
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ぴーなっつばたぁ - おにぎり食べたくなった (2021年2月7日 1時) (
レス) id: 6fbe1bac58 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなっぷるんるん - 68話の中に三葉惣助いるの草 (2021年2月3日 22時) (レス) id: 9aa5a19581 (このIDを非表示/違反報告)
何処かの島のあかさかさん - 67話の歌…wwww某番組のじゃないですかwいつも楽しく読んでます！頑張って下さい！ (2020年5月8日 10時) (レス) id: a2c93f41d2 (このIDを非表示/違反報告)
ひなひなひなひな - いまさらですが、出来ればしょーてんがみたい…ある動画から使うとかでもいいので、できれば…！ (2020年3月25日 1時) (レス) id: 6dd1ea0e59 (このIDを非表示/違反報告)
水面(プロフ) - え、何この作品。マジ神じゃん何なの？軍パロダイジェスト面白くて続き見たいと思ってしまった…何なら書きたい…無理だけど(おい)ご飯作るとこでショッピ君がのってきたん意外だったけど好き。ありやな。続き書くの頑張ってくらはい。 (2019年9月18日 23時) (レス) id: b8e2c4535c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：稀 | 作成日時：2019年8月18日 19時
