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Marble*6.3 ページ3
A「おはよう…」
.
白い扉をあける。
扉の向こうには。
いつものメンバーがいるはず、なのに。
.
ごとっ…
.
スマートフォンが、手から滑り落ちる。
.
和「A…」
.
私の方を向いたﾆﾉは。
哀しそうに黒目を揺らして。
.
潤くんと、相葉ちゃんが。
無言で目配せをする。
.
ﾘｰﾀﾞｰが立ち上がって。
落ちた携帯を拾い上げてくれる。
.
智「…見ちゃだめだ。外、行こう。」
.
そう言って、私の体を反転させて。
ぽん、と肩を押す。
.
力の入らない足が。
その反動で、前に進んで。
自分で望んだことなのに。
嘘だと…信じたくなる。
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作者名：夢乃
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/houseki/
作成日時：2013年8月3日 16時
