ペチュニア

夏はアイス ページ23

.



A side




夏真っ只中。


家でクーラーガンガンの中、みんなと過ごす。





俺は今、目の前に座ってる最年少のラウの宿題を見ながら、携帯をいじいじ





うわぁ、このアイス美味そう…





ラ｢…でね、これがこうなるらしいんだけど、、
ってAくんちゃんと聞いてるの？ねえ！！｣





アイスに夢中で聞いてなかった、ごめんよ。笑




ラ｢もういいもん！！あべちゃんに教えてもらうもん！｣




プリプリと怒りながら、あべちゃんのとこに向かったラウ。





その背中に向かって一応謝っておいた。


けど、このアイスが美味しそうすぎてっ、！！







照｢ラウのこと怒らせてんじゃん。笑｣




そう笑いながら俺の横に座る照くん。




これ見せたら、絶対食いつくでしょ


なんて思いながら見せたら、



照｢え、やばっ！めっちゃ美味そうじゃん！！！｣



やっぱり…笑




しかもチョコ味とか…なんて言いながら、

目を輝かせてる照くん。





一見怖そうに見えて、

甘いもの大好きなかわいい人なんです。笑





『だろ？！、、今から買いに行こうかなって思ってたんだよなー』



照｢え、行こうよ！今暑いじゃん！ね！！行こいこ！｣




テンションが上がった照くんに引っ張られながら、立ち上がる。





『アイスいる人、手上げてー！』




急にそういうこと言っても、

ちゃんと全員手を挙げるんです。笑




『あれ、ラウ怒ってんじゃなかったん？』




ラ｢……アイスで許すことにしたっ！｣




かわいい最年少だ。笑







『誰か一緒に行くー？』



と言えば、




暑いから外出たくなーい、と全員が言う。






もうここまで揃えば、兄弟やな






.

＃→←海

→ 目次へ｜作品を作る
他の作品を探す