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中2の夏休み


私と恵は地元埼玉で
まぁまぁ大きいお祭りがあるということで

2人で家の近くのお祭り会場である公園に遊びにきていた


『わー!恵!あっちみて!
りんご飴もあるし焼きそばもあるよ!こっちにはたこ焼きも!』


「おい、はしゃぎすぎて転ぶなよ
小学生じゃねぇんだから、大人しく出来ないのかよ」


久しぶりのお祭りにキャッキャと飛び跳ねながら喜ぶ私に
恵が注意する


『大丈夫だもーんっ

子供じゃないし!ちょっと私あっちのフルーツ飴のお店行ってくるー!』


そう言って後ろにいる恵に目を向けながら前を見ないで走り出すと


ドンっと誰かにぶつかる

『ひゃっ!ごめんなさい




って田中くん?』

ぶつかった人の方を見たら
隣のクラスの田中くんだった


「あ!桜木さんこんなところで奇遇だね!

怪我ない?大丈夫?」



ぶつかった私が悪いのにそう声をかけてくれる
隣のクラスの田中くんは顔がまぁまぁイケメンと学年からは評判で
性格もこの通り申し分ない


『あ!うん!大丈夫だよ
突然ぶつかっちゃってごめんねっ』


申し訳なくてへこへこ頭を下げると

おい、と後ろから恵の声が聞こえた

「だから大人しくしてろっていっただろ」

『あ、恵!

えへへ、ごめんついテンションあがっちゃって…』



「あ!2人一緒に来てたんだね

やっぱりもしかして2人って
付き合ってたりするの?」


『え、付き合う?!』



突然の田中くんの発言にびっくりする私と

は?と睨むような視線を彼に送る恵



「うん、桜木さんと伏黒くんよく一緒にいるから
2人が付き合ってるんじゃないかって学年中で噂になってたんだけど

知らなかった?」



『えー!知らない知らない!ってか付き合ってないよ!

やめてよそんな冗談!もおっ』

そんな噂初めて聞いた。

なんともない感じで否定したけど
そんなことを言われたら正直ちょっと気まずかった


なんてったって恵と私はお互い中学2年生

幼馴染といえど異性だ
いままで男女の壁を意識したことがないと言ったら嘘になる




隣の恵を見ると

恵もやはり気まずいのかバツの悪そうな顔をしたままなにも言わず黙っている



「あ!そっかそっか
2人付き合ってないんだね!ならよかった

じゃあまた明日学校でね!桜木さん!」




『あ、うん!また明日』


ならよかった、ってなんだ?とおもいつつ当たり障りもない感じで走り去っていく田中くんに手を振りながら恵の方を見る

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設定タグ:呪術廻戦 , 伏黒恵 , 五条悟   
作品ジャンル:ラブコメ
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バナナ - えええええ!続編めっちゃ楽しみですぅ!! (1月1日 10時) (レス) @page41 id: 80a7f846aa (このIDを非表示/違反報告)
らい - 作品読ませて頂きました!めっちゃ好きです!更新頑張ってください! (2022年11月23日 17時) (レス) @page41 id: 58c2d9b1cc (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 大変申し上げにくいのですが、虎杖の名前は「悠二」ではなく「悠仁」だと思います。 (2022年6月12日 3時) (レス) @page21 id: dd72bcfd45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てん子 | 作成日時:2022年3月17日 0時

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