呪術師だって恋したい！【呪術廻戦】

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__2018年4月某日
　 桜木A 呪術高等専門学校 入学___



桜がひらひらと舞う呪術高専の入り口
まだおろしたての綺麗な制服を着た男女が2人


『恵！今日から高校生だね！
私の制服どう？にあってる？

五条先生がカスタムしてくれたんだよ』


「うん、まぁまぁ」


目をキラキラとさせながら
くるりと回ってスカートをなびかせる少女とは対照的に

恵と呼ばれる少年はチラリと目線を少女に向けるなり冷たい返事を返す



『もぉ、まぁまぁってなに〜

あ！友達１００人できるかなぁ！』

少女は頬をぷくりとふくらませて拗ねたような表情をみせたかと思うと
パッと表情を変えこれから始まる高校生活への期待を膨らませる




「A、五条先生から聞かなかったのか
一年は俺ら二人だけだぞ、これから増える可能性はあるらしいけど」


『え”』


Aと呼ばれる少女は信じられないと言った様子で少年を見る



「はぁ、お前もあの時一緒にいただろ
ほんといつも肝心なところ聞いてないよな」

少年は呆れたような目を彼女に向けるとスタスタと校舎内を歩いて行く


『あ！ちょっとまってよ！
そんなぁ…高校生になったらたくさん友達作って
原宿行ってクレープ食べながらタピオカ飲んでショッピングするっていう私の計画は？！』



「知らねえよしょうがねえだろ、俺に言うな」

少女は項垂れた様子でとぼとぼと少年の後ろをついて行く
そう、彼女はまだピチピチほやほやの高校1年生



新しい制服に身を包み、
新しい校舎で勉強したり運動したり恋愛したり

そんなささいな若人にしかできぬ青春をたのしみにこの呪術高専の門を潜ったのである




『はぁ。私のキラキラ高校生活
恵と2人なんて、、
そんなの、、、そんなの、、




・







最っ悪じゃーーん！！！』

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