検索窓
今日:2 hit、昨日:19 hit、合計:446,478 hit

5+感謝 ページ6

そのまま私の体は黒服達の群れへと突っ込んでいく。



「ぶへっ…!」





見事に顔面から着地をした。
そんな私を見つめる目、目、目…



あ、やばい怖い





「走るんだっ!」





「ぁ、はいっ!」






後ろからの声にハッとして慌てて腰を上げる。
黒服達は私に手を出せないからか、なかなか捕まえられないようだ。

太宰さんはこれを狙っていたのか




「…っ!」





あと少しで出口というところで、ボス登場。





「まさか、俺から逃げれるとでも思ってんのか?」





爽やかスマイルで拳銃を私の額に押し付けた。
待ってよ。貴方さっき私の事お気に入りだとかほざいてたじゃないですか。

殺すんですか…!?





「いや、待ってくださっ…うわっ!」






「殺すわけねぇだろ」





急にフワッと体が浮いて身動きが取れなくなる。

これ、まさか異能力…?




「後は頼んだ」





中原さんが黒服達に命令を下して出口へと向かう。
その後ろに私の体も付いていく。



「待って!太宰さんッ!!」




手を伸ばすがその手は届かない。
最後に見えた彼の顔は、やはり笑っていた。





「離して!!離してよ!」





静まり返った廊下に私の声が大きく響く。




「チッ…うるせぇなぁっ!」




「いっ…!!」





視界が一気に横にずれ、体が壁に叩きつけられた。
異能力を解いたのか私の体は地面にあっけなく落ちる。




「手前は俺の言うことだけ聞いてればいいんだよ」



光を宿さない瞳が私を冷たく見下ろした。

何だよそれ…。



ブチッと何かが切れた音が聞こえた。
いや、実際に音はなかったが




「あんたね!さっきから聞いてれば!私は玩具じゃないッ!!」




額から頬にかけて生ぬるいものが伝う。
壁から剥がれ落ちた破片がパラパラと落ちる音がやけに耳にこべりついた。




「ハッ…やっぱおもしれぇ」





ツカツカと近づいてきたと思ったら、私の後頭部に手を回した。





「俺のモノにする」







「…………………………はい?」







何でそうなったぁああああああ!?!?









ーーーー


作者からです。

えっと、何が起こったのでしょうか。
順位が6位…?殿堂入り…?
双黒パワーか。すげぇ←



こんな駄作ですが、最後までお楽しみください。

2017/02/05 天さん

6→←4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (402 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
631人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ユリア(プロフ) - 最初はいい感じだったのに、途中から険悪な雰囲気になっててどうなるかと思いましたが、お互いに仲直りできたみたいでよかったです!素晴らしい作品をありがとうございました。 (2023年1月16日 15時) (レス) @page37 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
天さん(プロフ) - ochanekosakuraさん» こちらこそ最後までありがとうございました!泣けるような作品をかけて良かったです(*´∀`)-3 (2017年8月26日 3時) (レス) id: e35c262d1b (このIDを非表示/違反報告)
ochanekosakura(プロフ) - 完結、おめでとうございます!! (2017年6月23日 22時) (レス) id: fc991a18e7 (このIDを非表示/違反報告)
ochanekosakura(プロフ) - 中也推しの私は、最後泣いちゃいましたァ笑天さん、素晴らしい作品を、ありがとうございます!! (2017年6月23日 22時) (レス) id: fc991a18e7 (このIDを非表示/違反報告)
天さん - ユウギさん» な、なんと嬉しいお言葉を(´;ω;`)ブワッありがとうございます!続編の方も頑張りますので!(*・ω・)*_ _)ペコリありがとうございました!! (2017年3月17日 0時) (レス) id: 6b9cd4fe2d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:天さん | 作者ホームページ:http:/http://commu.nosv.org/p/tensan819  
作成日時:2017年1月30日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。