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「私は、その人に嫌われちゃったの」
私、何を話して……
こんな話は他人にしたことが無かったのに、今はなぜか話したい。
「敵組織に恋だなんて馬鹿だよね。彼は凄く優しかったんだ。でもね、次の日にはそんな彼は消えていた」
あの冷たい目が私に向けられた時、その時に私の初恋は終わっていた。
「…それって、どんな感じにですか?」
「どんな感じ……私を避けてるみたいな?とにかく、私の事を見ることはなかったよ」
そう言うと、敦くんは何かを考えるように立ち止まった。
少し先で私も立ち止まり、敦くんを見る。
「Aさん。その人、誰かに何かを言われたんじゃないんですか?」
「第三者がいると?」
コクリと頷くと、私の目を真っ直ぐに見つめた。
吸い込まれるような瞳に思わず息を呑む。
「例えば、首領にAさんと関わったら殺すと脅された…みたいな」
「それは、捨てきれないけど。一体何のために?」
確かに首領の言うことは絶対みたいな感じだけれども、理由が分からない。
ポートマフィアと関わったから?
それとも、
「その人、Aさんの事好きだったんじゃないんですか?でも敵同士の恋は結ばれない。だから距離を置くことにした。自分と関わらなければAさんは安全だと言われたから」
敦くんの推理に、私は何も言えなかった。
もしそうだとしたら…
「私、取り返しのつかない事しちゃった…」
好きでしただなんて、もし中原さんが私の事を想っていたのなら___
いや、違う。
「馬鹿な考えはよそうよ。彼は敵組織の幹部。次会ったら殺す」
「Aさん。自分に嘘をつくのは辛いことですよ」
また歩き始めた敦くんの後を着いていく。
「だって…今更どうしろっていうのッ?」
開いた隙間は広がり、いつしか閉じられないくらいになっていた。
「その人に気持ちを伝えてみたらどうですか?この依頼の後にでも行きましょう。敵組織に行くわけですが……僕が何とかしますから!」
「ごめんね…っ。ありがとう」
二年ぶりの再開。
果たして彼は、私を覚えているのだろうか?
.
____
何が書きたいのかよく分からなくなってきた(・ω・`;)
中也とのイチャイチャはどこ行ったの!?
なんでこうなった…(白目)
絶賛スランプ中。
ごめんなさいm(_ _)m
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ユリア(プロフ) - 最初はいい感じだったのに、途中から険悪な雰囲気になっててどうなるかと思いましたが、お互いに仲直りできたみたいでよかったです!素晴らしい作品をありがとうございました。 (2023年1月16日 15時) (レス) @page37 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
天さん(プロフ) - ochanekosakuraさん» こちらこそ最後までありがとうございました!泣けるような作品をかけて良かったです(*´∀`)-3 (2017年8月26日 3時) (レス) id: e35c262d1b (このIDを非表示/違反報告)
ochanekosakura(プロフ) - 完結、おめでとうございます!! (2017年6月23日 22時) (レス) id: fc991a18e7 (このIDを非表示/違反報告)
ochanekosakura(プロフ) - 中也推しの私は、最後泣いちゃいましたァ笑天さん、素晴らしい作品を、ありがとうございます!! (2017年6月23日 22時) (レス) id: fc991a18e7 (このIDを非表示/違反報告)
天さん - ユウギさん» な、なんと嬉しいお言葉を(´;ω;`)ブワッありがとうございます!続編の方も頑張りますので!(*・ω・)*_ _)ペコリありがとうございました!! (2017年3月17日 0時) (レス) id: 6b9cd4fe2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天さん | 作者ホームページ:http:/http://commu.nosv.org/p/tensan819
作成日時:2017年1月30日 1時