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Aが死んでどんくらい経ったんやろ。
最近は朝起きてそんなことを考える。
俺がAの家に住み着いてからどんくらい経ったのかは分からんが、俺自身はそんなに経っていないことを信じたい。
Aの部屋の隅で寝て、起きてすぐに彼女が
ベッドで寝ていないかをチェックする。
いないのは分かってるんやけど、俺の願望でもしかしたら、の期待を込めて。
大抵俺はボッーとしとったら一日が終わる。
グルッペンからの呼び出しとかが無い限り、ここから離れるつもりはない。
店の花なんかは大先生がよく水をあげているから問題はない。なんでもAからやり方を聞いてるから一輪も枯らさへん、とのこと。
煙草を吸ってる大先生やショッピくん達は前より煙草を吸うのが増えてきたと思う。ショッピくんなんかは息をするように煙草をふかしている。
ここのやつらが皆、Aを好きなのは知ってるが、それに負けないくらい俺もAのことが大好きやった。
それが恋かなんてのは分からなかったが、多分
恋なんかよりもっと深い愛情のもの。
最後に生きた彼女を見たのはいつだっけ。
けど、最後に見た顔はきっと笑顔だった。
Aはいつからか、笑顔でいることが多くなった。無表情だった頃に比べれば、笑顔の方が断然良かったが、その理由を考えてみるとこうしていつ死んでもいいように、なんて理由なんかな。
ぺ神とグルッペンの話を盗み聞きして全てに合点がいった。
Aはずっと探してたんやな、あの猛毒の花を。
わざわざこんな緑色の手紙にまで書いて、忠告してくれて。なんでもお見通しやな、ほんま。
これじゃあお前に会いに行きたくても行けへんやろ。
Aに次会えるのはずっと先になってまうけど、それまでにはさ、俺のためだけの花冠作って待っててよ。
そのときはまた、笑顔で＿＿＿＿＿。
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まちや。(プロフ) - Yuik111400さん» うわあ！素敵なお言葉ありがとうございます！！そう思ってもらえてなにより嬉しいです！！ (2019年4月21日 11時) (
レス) id: e16223c2be (このIDを非表示/違反報告)
Yuik111400(プロフ) - あれぇ？視界がボヤけてる...この作品凄くよかったです。声を殺して泣きました。こんな素敵な作品に出会えてよかったです。ありがとうございます！ (2019年4月20日 0時) (レス) id: d5c9d61335 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まちや | 作成日時：2019年2月3日 6時
