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「コネシマ、ゾムの方行ったぽいな」
「シャオくん、頑張ろうね！」
コネシマがグルッペンの指示により、ゾムの方へ行くことになった。この場には俺とA、そして遠くの方にショッピくんが隣国の攻撃に向かい打つ準備が着々と進んでいる。
俺はいつものスコップを肩に背負い、銃を何挺か腰に装着し、サバイバルナイフを懐に忍ばせた。
Aも俺と同じように、銃を何挺か腰に大きすぎない剣を持っていた。
「なあ、本当に戦車乗らんの？」
「うん、久しぶりだし直接で戦いたいんだよね」
「はあ、わかった。じゃあAは俺から離れんでな」
「任せて、シャオくんは私が守るから」
「ちゃうちゃう！反対やって！！」
戦車に乗れば、絶対とまではいかないが、生身の身体で戦うよりかは幾分かは安全だしグルッペンにもそうするように言われてたが、当の本人がそれを聞かないので俺は諦めた。
まあAやしな、早々死なへんやろ。
それに、俺はこのために強くなったんだから。
遠くの方からは何百人の足音や戦車の音が聞こえてきた気がする。
俺はよし、と気合いを入れ直し、合図を送る。
「＿＿＿おし、行くで！！」
虚空にパン！と銃を撃ち、俺たちは駆け出した。
＊
銃声、爆撃、人が倒れる音、呻き声
そして血の匂い
ゾムなんかはこれに興奮する、とか言ってたが俺はどうもこれには慣れない。
目の前で呆気なく死んでいく兵士達を踏み、また銃を構えた。
弾を入れ直している最中、Aを探した。
あれだけ離れんなって言ったのに、近くには見当たらない。少し目を凝らして前方を見ると、うちの軍の先頭に立って走っているAがいた。
ドォン、と戦車の砲撃で地面が揺れているにもかかわらず、それはもう見事な手さばきで相手を倒している。
(いや、まじかよ…！)
俺は岩陰から飛び出し、Aを視界の端に捉えながら、戦った。
そのAの目の前に、敵の方の幹部の姿が見えたのと同時に、敵兵の数がドッと増えた。
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まちや。(プロフ) - Yuik111400さん» うわあ！素敵なお言葉ありがとうございます！！そう思ってもらえてなにより嬉しいです！！ (2019年4月21日 11時) (
レス) id: e16223c2be (このIDを非表示/違反報告)
Yuik111400(プロフ) - あれぇ？視界がボヤけてる...この作品凄くよかったです。声を殺して泣きました。こんな素敵な作品に出会えてよかったです。ありがとうございます！ (2019年4月20日 0時) (レス) id: d5c9d61335 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まちや | 作成日時：2019年2月3日 6時
