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シャオくんに連れて行かれた先は、沢山の機会が置いてある部屋だった。
しかしその部屋の中央には、見覚えのあるホビットの姿。
「ロボロー、来たでー」
「ロボロくんこの間ぶり！」
「A！…になんや、シャオロンか」
「おいチビおまけみたいに言うなや！」
こちらを振り向いた彼は笑顔を向けて、部屋の前までお出迎えをしてくれた。
彼の目の下には大きな隈が。この間は忙しい中、わざわざ会いに来てくれたことを瞬時に察した。
「ごめんなあ、あんまり安らぐような部屋やなくて…」
「ううん、監視室って言うの？テレビみたいなのが沢山あって私には新鮮に感じるなぁ」
「そう言ってくれるのはAだけやで」
なんて私とロボロくんが談笑を交わしていると、
隣にいる彼はムスッと顔をあからさまに顰めた。
「A〜！はよ用終わらせて俺ともお喋りしようや〜！！」
「んー、そうだね、ここに長居しちゃ、ロボロくんのお仕事の邪魔だもんね」
「せやせや！！」
「は！？何勝手なことゆうてんねんシャオロン！Aなら何時間でも居てくれてええからな！」
ロボロくんはキッとシャオくんを睨んだあと、奥のデスクからあるものを取ってきた。
「グルッペンから頼まれててな、Aにインカム渡すようにって。だからこれ、付けといてや」
「え！？いやいや、一般兵士にはそんなインカムとか渡さないでしょ？」
「まあそうやな。でもこれは総統からの命令やねん、郷に入っては郷に従え、やろ？」
そう言われ、渋々と小型のインカムを手に取る。
ロボロくんは「文句はグルッペンに言うてな」と一言残し、また仕事に戻ってしまった。
貰ったインカムを装着するのを見て、シャオくんは再び私の手を取ってこの部屋を後にした。
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まちや。(プロフ) - Yuik111400さん» うわあ！素敵なお言葉ありがとうございます！！そう思ってもらえてなにより嬉しいです！！ (2019年4月21日 11時) (
レス) id: e16223c2be (このIDを非表示/違反報告)
Yuik111400(プロフ) - あれぇ？視界がボヤけてる...この作品凄くよかったです。声を殺して泣きました。こんな素敵な作品に出会えてよかったです。ありがとうございます！ (2019年4月20日 0時) (レス) id: d5c9d61335 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まちや | 作成日時：2019年2月3日 6時
