こういう問題じゃない【忍たま乱太郎】

手裏剣 ページ10

晴side







＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾄﾞﾝｯﾄﾞﾝｯ







「あ、大運動会か…」







翌日、大運動会のお知らせである花火の音が。
さてと、私も行かないとなぁ。







「安倍先生〜？」







「あ、小松田さんだ」







「はい！良かったら、一緒に行きませんか〜？」







「行きます！」







小松田さんの誘いにより、共に運動場へ。
茶乱網武やタソガレドキ、ドクタケの御一行たちはすでに到着していた。







「晴先生！こっちでーす！」







「今いきまーす。小松田さん、それでは」







「はい、頑張りましょうね！」







庄左ヱ門くんに呼ばれ、小松田さんと分かれて仕事にとりかかる。第一競技は学年対抗手裏剣打ち。







「…手裏剣って、こう…みんながいつも投げているのと違うんだ」







「手裏剣は手裏剣でも、これは晴先生は見たことないでしょうね」







「へぇ、楽しみだなー」







「手裏剣を投げる競技なわけ？」







「私それ山田先生に教わりました！手裏剣は打つと言うんですよ！」







「あなたも生徒さんだったんですか！？」







「晴先生は教師ですよ。晴先生、こちらオーマガトキ城の忍者のカピバラさんです。」







「貝原です…」







「ところで三郎くん」







「何でしょうか、晴先生」







「あれ、手裏剣じゃないよね」







「まあ見てれば分かりますよ」







なんと、説明を放棄すると。







「ほら、選手の紹介ですよ」







『六年立花くん、五年久々知くん、四年斉藤くん、三年浦風くん、二年能勢くん、一年山村くん。

そしてゲスト忍者の選手はー……あ、えーっと』







「あれ、ユキちゃん忘れちゃったのかな」







「そんな晴先生じゃないんですから」







「そんなに笑わなくても！！！」

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