こういう問題じゃない【忍たま乱太郎】

終了 ページ9

晴side







借り物競争が終わり、選手が自分のクラスの元へ戻っていく。







「あ、饅頭…」







すっかり忘れていたと学園長の方を見れば、小松田さんに連れていかれていた。







しばらくすると…







『ここで学園長先生から発表がございます。どうぞ。』







おシゲちゃんのアナウンスにより、みんなの動きが止まった。







『えー…オッホン

突然ですが、大運動会第二部をここで終了しまーす』







「「えぇー！？」」







本当に突然だった。

きっと小松田さん、学園長の呼び出しを頼まれて何かあったんだろうなぁ。







『大運動会第三部は、後日また花火でお知らせしまーす』







こうして、大運動会第二部が終了となった。







「小松田さん、召し上がりましょうか」







「はい！」







学園長もお出かけし、大運動会もまた後日として、私は小松田さんとヘムヘムと縁側でお茶と一緒に饅頭を口に運ぶ。美味。







「最近、晴天も続いて良いですね〜」







「そぉですね〜次の大運動会も晴れると良いですね〜」







「ヘム〜」







忍者にはあるまじき朗らかな雰囲気。
なんだろう、これがずっと続けばいいのに。
ヘムヘムはまだ何言ってるか分からないけど。







「学園長にバレたら怒られそうだな…小松田くんもヘムヘムも内緒にしててくださいね」







「もちろんですよ！その代わり、また誘ってくださいね！」







「ヘムヘム！」







「了解ですよ」







さてと、饅頭を食べようと手を伸ばすと、私よりも早く饅頭をとる手が。

誰だろうと顔をあげれば、学級委員長委員会の皆様ではありませんか。







「良いですね〜小松田さん。晴先生に誘われてお茶菓子を頂けるなんて〜。」







「僕も小腹が空いてたんですよね〜」







「あ、これ美味しい」







「もちろん、僕達の分もありますよね？」







三郎くん、庄左ヱ門くん、勘右衛門くん、彦四郎くん。いつの間に背後に…？







「はいはい、お茶入れてきますよ」







「「わざわざありがとうございまーす！」」







絶対思ってないだろうに！！！

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