こういう問題じゃない【忍たま乱太郎】

彼女 ページ48

晴side







「えぇ……みんな彼女いた事ないの？」







「「………」」







こうしてボーイズトークが開始された。暇だからじゃないよ。みんなの夜更かしに付き合ってるんだよ。







まぁ私から振った話しだけどね。







「ていうか、あなたはいつまで生徒にシレッと混じってるんですか」







「立花くんそんなこと言わないでよ！

で、今年は彼女作る気ないの？」







「だって、くノ一教室の子は別として…出会いもありませんよ」







「斎藤くん可愛い顔してとんでもないこと言ったよ今。え？何？みんな良い子だよ？何で外しちゃったの？むしろそこしか居ないよ？」







「う〜ん、僕は髪さえ結えれば良いんですよ」







「髪が本命みたいな…」







「タカ丸さんはモテるからそんなこと言えるんですよ。ねぇ？」







「私は忍術学園のアイドルだから…そんな、ねぇ？」







「いや、田村くんと平くん揃って私に同意求めないで？」







綾部くんが気になりますか？
はい、今では私の上で寝ちゃってます。敷布団にされてます。







「何生徒と一緒に恋バナしてるんですかあなたは…」







「そろそろ来ると思ってました土井先生」







どうやらお迎えが来てしまった。
もっと話していたかったな。なんて言うと、脇に抱えられてもう行く気満々だ。聞いちゃいねぇ。

綾部くんが転げ落ち、目が覚めた模様。







「じゃあ土井先生、部屋に戻ったら私たちも恋バナ「しません」」







釣れない人だ。







「山田先生、ズバリ奥さんとのなれそめは？」







「え？それはまぁ…後でな」







ほら、山田先生は分かってらっしゃる。







「君たちも早く寝なさい」







土井先生がそんな言葉をかけると、まだ眠たくないと言う子供たち。そんな子供たちに土井先生は…







「早く寝ない悪い子には伝子さんがおやすみのキッスをおみまいするそうだ」







「「わぁ眠くなってきたぞ！！

先生おやすみなさい！！！」」







脅迫という名の言葉によって、収拾をつかせた。

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