こういう問題じゃない【忍たま乱太郎】

よかった ページ44

土井半助side







「ほら、利吉くん。無事でしたよ。」







「ありがとうございます！父上もお疲れ様でした！

晴さんも知り合ったばかりなのに…とても嬉しいです。」







「良かったね！利吉くん！！」







晴ちゃんがいてくれたおかげで、諦めることもなく、追いつくことも出来た。

本当に感謝するべきなのは、こちらかもしれない。







「あ、あなた……あなたと同じ顔の子、向こうで叫んでましたよ？」







一人で観光してきた山田先生の奥さん。私たちに迷子を任せて一人で楽しんでたご様子。







「あっ…それ私の兄です！！たぶん私を追ってきたんだと思います！！

大変だ、早く迎えに行かないと…！！色々とありがとうございました！！」







そういって走って行き、足が早いためすぐに姿が見えなくなった。







「……騒がしい子でしたね」







「利吉、お前もアレくらいとは言わないが騒いでいいんだぞ」







「アレを目標にするのも大変です…」







「あらあら」







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「…あーありましたね、そんなこと」







「あの時の子は今どこで何をしているんでしょうね」







「私なんてもう顔も名前も忘れましたよ」







「山田先生奇遇ですね、私もです」







「おお〜い先生方よ！ここの試食美味しいですよ〜！」







「父上も止めてください！安倍先生試食ばかりしてるんですけど！！」







「どれ、私も頂こう」







「父上！！！」







なんて懐かしい話し、京都にいるから久しぶりに思い出したこと。またいずれ、知らないうちに会ってたりしてね。







「土井先生〜！これ美味しいです！」







「リスみたいですね。私も食べたいです。」







「まともな大人が一人もいない…」

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