検索窓
今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:87,971 hit

迷子 ページ41

土井半助side







山田先生のご家族と京都へ来ていた。
すると矢先に、"遠足のしおり"と書かれた冊子を持つ少女と出会う。







「私の名前ですか?……雨からは晴と呼ばれてます!」







「さてと、晴ちゃんね…遠足に来て、皆とはぐれたんだね?」







「はい…」







見た目的には利吉くんと同じ、もしくはそれ以上ってとこだろう。

利吉くんも同情したのか、その人の背中を優しく撫でていた。







「父上や土井先生がいるので、晴さん大丈夫ですよ!この二人が助けてくれます!」







「私も着物を親友にしてるから、一人じゃないよ!」







「そ、それと二人を一緒にしたくありません…」







もしかしたら忍者よりもよっぽど怖い人なのかもしれないと思ってしまった。

それより、早く迷子なら合流させてあげなければならない。







「えっと、遠足で来たんですけど、(着物を追いかけて)ついつい遠くまで来ちゃったみたいで…







とりあえず、名古屋ってどっちかな。」







「それは迷いすぎです」







「え!?ここ名古屋じゃなくて京都!?なんで私の京都にいるの!?」







「こっちが聞きたいですよ」







「利吉くん、あんな風になったら駄目ですよ」







「なろうと思ってなれるシロモノではない気がします…」







ごもっとも。利吉くんの方がしっかりしていた。







「そんな〜せっかく徹夜で名古屋の観光計画ねったのに…食べたかったなちんすこう」







「あ、駄目です土井先生。この人計画の時点で迷ってますよ。」







山田先生に言われて目を向ければ、沖縄の冊子を持っていた。本当に、この人はどこへ目指してるんだろうか。







「………土井先生…」







「?…利吉くんどうし…」







今度は利吉くんに呼ばれ、その手にはあの人のしおりの冊子。暇っだったから中を読んでいたのか、私を呼ぶ。中を覗けば…







「そもそも名古屋ではないじゃないですか!!!」







『遠足のしおり 広島観光』と書かれていた。
駄目だ。この人の中では何もかもが狂っている。

手洗い→←昔昔



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (48 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
72人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

イチゴじゃむ(プロフ) - たんぼさん» なんと!コメントの為に…!?ウレシイ( *˙x˙*)大丈夫ですよ!絡ませましょう!!笑笑更新頑張らせていただきます!! (2019年3月30日 0時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
たんぼ - 私はケータイを持っておらずコメントが打てないのであああ。さんのケータイから送っているためIDが一緒になっています、、すみませんややこしくて!! (2019年3月29日 22時) (レス) id: de8812076d (このIDを非表示/違反報告)
たんぼ - 面白くて大好きですううう!!!何度も読み返してます(笑)利吉さんとの絡み欲しいです......わがまますみません!!!更新頑張ってくださいね! (2019年3月29日 22時) (レス) id: de8812076d (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - 五月七日さん» ありがとうございます!これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします!m(*_ _)m (2019年3月26日 13時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 凄く面白いです大好きです!続きが気になります。応援してます!! (2019年3月26日 1時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:イチゴじゃむ | 作成日時:2019年3月18日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。