こういう問題じゃない【忍たま乱太郎】

女湯 ページ38

晴先生







入って早々叫ばれる私、安倍晴。
なんだ、今はくノ一教室の子たちも入っていたのか。







「思ってたんですけど、晴先生ってやっぱ大きい〜」







トモミちゃんが突然言い出すもんだから驚いた。
一体なんの話しかと思えば…







「これでどれだけ色を使ったんですか〜？」







いやらしく足を撫でられるという始末。
身長に比例しているからではないかと言うと、いいな〜と声を揃える。







「大人の魅力ですよね。私ももっと大きくなりたいでしゅ…」







「おシゲちゃんはそのままでいいよ。そこだけ大きくなっても伸びるって訳じゃないし、象になっちゃうよ。」







「確かにそれは嫌ね。おシゲちゃんは今のままが可愛いから！」







「それに比べて、ユキちゃんは少し小さめなんだね」







「着物から覗くと一番いい所なんですけどね…晴先生綺麗だから羨ましい〜」







そんな大層なものではありませんよ。

それにこの広さじゃ、声も響いて男子陣にあらぬ誤解を招いてしまう。







「お前から話しかけてきたんだけどなぁ！！」







「わっ…土井先生の声だ」







隣も隣で盛り上がってるらしい。
やたら声が大きいが、いったい土井先生どうしたんだろうか。







「じゃあ土井先生は女性に興味無いんですか！」







「普通にある！お前たちも変わらないだろ！！」







「「僕たちは晴先生いますもーん」」







「え、何の話…」







五年生があんな素直に私がいるからなんて言うはずがない！！







「晴先生、静かに…」







ユキちゃんにそう言われ、気になる言葉を抑え込む。







「お前たちなぁｯ…人にあれこれ言わせといて！！







私にだって縁があればもうとっくのまに妻子もちだったんだ！安倍先生のスタイルも申し分ないが性格があれじゃあ今後が心配だろ！？

幸せな生活というより養い生活だろ！！
子供が増えるだけだろ！！」







「スタイルは認めるんですね。土井先生は大きいのが好み…」







「おっ…え、何が？」







大きいって、まさかさっきの話が男子の方へ漏れていたとは。けど、誰も足と言ってないし、別の解釈をしているのでは。

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