直接 ページ33
安倍雨明side
これはもう偵察うんぬんやなくて、直接聞くんが一番かもな。
「なぁ、お前らにとって晴……記憶喪失になる前の俺は、いい教師やった?」
「「…あー……まぁ…」」
「え…そういう反応?」
そこはお世辞でも元気に笑顔ではい!って答えるもんちゃうの?一年生やよなこの子ら。そんなに正直なん?
「いや…いい教師だぞ!な?」
「あぁ!例えば……特に思いつかなかったけど、あなたはいい先生でしたよ晴先生!!」
「そ…そう」
あの五年生に気を使われ、
「せ…生徒をすごく大事にしてるとは思いますよ。この間も三郎の誕生日に…」
『本日は鉢屋三郎君のお誕生日なので歌を作ってきました。それでは聞いてください。「鉢屋くん」作詞・作曲私。』
「…って、わざわざ部屋で祝ってました。
いつもロクな結果になりませんでしたけど、一生懸命なところは評価できると思います。
…そういえばあの後三郎、儀式みたいなことしてたよね。何あれ。」
「晴先生を生贄に悪魔召喚出来るかなって…」
これがその時の悪魔、なんて出されても反応に困る。まぁ
なるほど…実際に晴のフリして分かった。
晴に教師は向いとらん!!!
傷つく傷つかないどうこうの前に本人の性格的に
「安倍先生、たくさん着物見ればもう記憶喪失も治ると思いますよ!」
「倒れたと聞きましたが大丈夫ですか?」
「なんだ、全然元気そうじゃないですか」
他の学年も教師も集まり、狭い保健室は人いっぱいに埋め尽くされていた。
「なんだ、もう帰るんですね」
夕方。俺は帰るため出入口前へ。
「財布片手に着の身着のまま来てもうたでな。でも来られて良かったわ。
確かに祭りで
「えっ…三郎そんなこと言ったの!?」
驚く五年生を置いて俺は出た。
笑みが零れるのは、安心したからなんかなぁ。
72人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イチゴじゃむ(プロフ) - たんぼさん» なんと!コメントの為に…!?ウレシイ( *˙x˙*)大丈夫ですよ!絡ませましょう!!笑笑更新頑張らせていただきます!! (2019年3月30日 0時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
たんぼ - 私はケータイを持っておらずコメントが打てないのであああ。さんのケータイから送っているためIDが一緒になっています、、すみませんややこしくて!! (2019年3月29日 22時) (レス) id: de8812076d (このIDを非表示/違反報告)
たんぼ - 面白くて大好きですううう!!!何度も読み返してます(笑)利吉さんとの絡み欲しいです......わがまますみません!!!更新頑張ってくださいね! (2019年3月29日 22時) (レス) id: de8812076d (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - 五月七日さん» ありがとうございます!これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします!m(*_ _)m (2019年3月26日 13時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 凄く面白いです大好きです!続きが気になります。応援してます!! (2019年3月26日 1時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:イチゴじゃむ | 作成日時:2019年3月18日 19時