こういう問題じゃない【忍たま乱太郎】

心配 ページ32

安倍雨明side







「あれ…俺…」







「倒れたらしいですね。痛いところありませんか？

乱太郎、安倍先生の意識が戻ったから五年生呼んできてもらえる？」







「はーい！」







「あ、ここは保健室です。僕は善法寺伊作ですよ。」







「どうも…」







保健室。あ、そうか…落とし穴に一緒に落ちたんやった。そや、事務員さんは！







「う〜ん…入門票にサインをぉ…」







「ホッ……良かった」







隣には事務員の子がスヤスヤと寝ていた。







「「ドッペル！！！」」







「皆して言うとんなや！！」







「あはは…みんな、小松田さんはまだ寝てるから静かにね」







「あ、すみません伊作先輩」







「おい、俺にも謝れや」







「小松田さん寝てる場合じゃないですよね。仕事ありますよね。」







カチ無視やな。







「「晴先生〜！」」







「ぎゃっ！？」







一年は組のよい子たちが勢いよく駆け寄ってくる。純粋な気持ちに悪い気はしないが、こんなにも元気だと受け止めきれない。







「倒れたって聞いた時はびっくりしました」







「え、なんや心配してくれるんやな」







「当たり前ですよ」







確か、晴から送られてきた文(ふみ)に書いてあった。黒木庄左ヱ門、やったか。







「お前は良い奴や…」







「え？」







「子供に手出すなー」







「ショタコンー」







「見損なったぞー」







「うるさいぞ尾浜(うどん毛)！鉢屋(仮面)！竹谷(虫)！」







「「だったらちゃんと呼んでください」」

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