逆茂木 ページ48
晴side
土井先生の話によると、鉄砲隊の隊長が足軽に「逆茂木に火を付けて」と頼みに行ったらしい。
なので今はこうしてタコ壺に入って身を隠しているが、何やら様子がおかしい。
「な、なんですかアレは…」
「昨夜、逆茂木に大量の火矢が付けられたのを見たんです」
土井先生、あなたはこれが分かっててそのままにしたんですね。
「逆茂木ごと飛んでってます…」
「地味な狙撃手家業がアホらしくなってくるな」
「照星さん大丈夫ですか？」
この光景で自分の仕事を貶さないでください。
「さすがです、は組の皆さん」
「これで褒めてくれるのは晴先生だけですよ！」
「火矢の量を間違えたのに…」
兵太夫くんと三治郎くんが悔しそうに言う。確かに、火矢を少なく付けてたら、より多くの逆茂木に取り付けることも出来たね。
「こんなこと出来るの、君らくらいだよ！誇りを持って良いんだからね。」
「え、そ、そうですか！？」
「じゃあ、成功ってことか！！」
団蔵くんと金吾くんがいぇーい！とハイタッチ。兵太夫くんも三治郎くんも笑顔になりました。
すると、小さな影が横を通り過ぎていく。
「怪我した人、手当するから遠慮なく投降してくださーい！！
保健委員会からのお知らせでーす！！！」
それは乱太郎くんで、火矢の音に負けず劣らずの声を出してお知らせ。
「怪我人も、酷くないと良いね」
「…怪我しても俺が運んだるわ」
「え、心配」
「あん時はアレや……あいつ、手しか怪我してへんかったし」
「怪我人なのは変わりないよ！？それなら、私だって雨が怪我しても無視するからね！！？」
「！！？」
「ドッペルに息がないぞ！！」
「何言ったんだ！！？」
「え、そんな重症？」
雨は八左ヱ門くんと兵助くんに搬送されていきました。
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イチゴじゃむ(プロフ) - 擂さん» わわわ嬉しいです！！ありがとうございます！！(*´-`*) (2019年9月12日 21時) (
レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
擂 - 映画の話嬉しいです！この小説大好きです！ (2019年9月11日 17時) (レス) id: dbb2f34f73 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - あああ。さん» ありがとうございます！笑了解しました！(＾ω＾) (2019年7月14日 9時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
あああ。 - 続編おめでとうございます！！もう保健委員会の喜びの舞踊りました、、、リクエストなのですが、久しぶりに鉢屋三郎との絡みが欲しいです！！一生応援し続けます.........！ (2019年7月14日 0時) (レス) id: de8812076d (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - 棒人間さん» 了解しました！番外編の方で作らせていただきます！ありがとうございます(＾ω＾) (2019年7月12日 23時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イチゴじゃむ | 作成日時：2019年7月10日 21時
