そういう質問じゃない【忍たま乱太郎】

本性 ページ5

立花仙蔵side







「……作戦成功か？」







「途中変更が色々とあったがな」







初めは、我々上級生だけで海水浴の予定だった。うまいこといけば出会いもある。

くノ一のような野蛮でなく、おしとやかな女性との出会い。







が、予定は狂い安倍先生の同伴。

これでは安倍先生の面倒見で出会いどころか遊ぶことも無いのではと思ったが、鉢屋が「男装させましょう」と提案。







「…さすがに時間がかかるのは仕方ないのか？」







「ねぇ、小平太。長次は？」







「向こうで寝てるぞ」







「いや長次はいい。それより、確かにそろそろ出てきてもいい頃だな…」







「あ、居ますよ」







鉢屋の指す方には、女性に話しかけられるイケメンが。

思わず声を揃えて呼ぶと本当にこちらへ走ってきたので安倍先生と確信。







「それじゃあ、行ってらっしゃい」







安倍先生は四年生と行動。五年生は潮干狩り。小平太、文次郎、留三郎、伊作はゆるいビーチバレー。







「おい小平太、もう少し弱くしろ！」







「弱くしてては勝てないぞ文次郎！！」







「これに勝敗は関係ねぇんだよ！！」







「え！！？」







小平太は脳まで筋肉になったのか…

お城→←男装

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す