↓ ページ37
「もぉお!!みんな落ち着くんだ!!今一番苦しいのは三日月なんだぞ!」
「「…はーい」」
正座させられた三人。軽い説教をする炭治郎を横目に三日月は市松模様の羽織を握った。
「た、たん、じ、ろ……いい…私は気にしてない……禰豆子も、兄貴も心配してくれただけだろ?」
「三日月ちゃん、そこに俺も入れてくれないと俺だけ悪い奴みたいなんだけど」
「……善逸、も」
「遅いよッッ」
「…そうだな、ごめん。俺も落ち着くべきだ…」
「うん…」
みんなで深呼吸。
「ぁう…」
が、三日月のハツジョーは収まらない。
そういえば禰豆子も三日月と飲んでいたがどうなのか。だが本人はケロッとしている。
「禰豆子も薬が薄れてきたのか?」
「ム?」
「……?」
「?」
どこですれ違ったのやら首を傾げる竈門兄妹。今のところ疑問は晴れることなかった。
「…あ?どうした?厠ならここにねぇぞ」
「んー……違う、兄貴。ん……ぅう、分かんねぇ…」
すると、下がムズムズすると足を擦り合わせた三日月に厠と思った伊之助が無神経に聞いた。
「三日月、何か俺にできることは無いか?暑いなら扇げるぞ?」
「(なんでこんな純粋な子を集めたんだろ…」
白目をむく善逸には誰も興味なし!
「けどさ…今更だけど、まだ薬残ってるんだよね。どうする?」
「あ、そうだったな…」
「俺はもう腹いっぱいだな。あと不味い。味も飽きる。」
「ちょ!!そんなこと言って追加されたらお前のせいだからな!!!出られなかったら伊之助の責任だから!!!追加されても飲んでやらないよ!!?」
「やめるんだ善逸!責任の擦り付け合いなんて見苦しいぞ!」
苦しむ三日月に何もしてやれることが無いと思うほど、場の雰囲気が悪くなる一方。
禰豆子は眉を下げてアワアワ。
すると…
「…た、んじろ、兄貴…善いつ…私は大丈夫だ。こんなの、いくらでも耐えれる!
わたしは兄貴の妹ぶんだからな!」
兄貴の分も私が飲むぞ、と三日月が動いた。
無理やり体を動かして炭治郎と善逸の間へ割って入る。
275人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イチゴじゃむ(プロフ) - まゆゆさん» そ、そんな…!(*´-`*)テレルヤン…こちらこそ最後まで閲覧してくださりありがとうございます!!こちらもコメントをいただき幸せです!!(´;ω;`) (2021年3月29日 2時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ(プロフ) - 幸せな気分になれる作品ありがとうございます♪ (2021年3月28日 2時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - レレリさん» 分かります笑笑語彙力のない作品ですが、改めまして閲覧ありがとうございます!!(^ω^) (2020年3月25日 12時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
レレリ(プロフ) - イチゴじゃむさん» まぁ、そうですね!言うて私18以下でもめちゃくちゃ見てました!笑← (2020年3月24日 22時) (レス) id: 16e8e317f9 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - レレリさん» ムフフ(´・∀・`)まあ注意なので読んではいけないなんて書いてないのでねェ!!!!(((ありがとうございます!!!笑笑頑張らせていただきます!!! (2020年3月24日 20時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:イチゴじゃむ | 作成日時:2020年2月19日 1時