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「えぇぇぇえ!!?な、何をされたんだ!!?かわっ…いや、大丈夫なのか!?」
「世界がでかくなっちまった…」
「いや三日月が小さいんだ!!いや本当に三日月なのか!?」
「どっからどーみても私は兄貴の妹分の三日月だろーが!!」
ほら見ろ、と猪を外した顔は確かに三日月そっくり。
フワフワなボブになった毛先の青い髪。
パッチリ翡翠だった瞳は愛らしいクリクリに。
豊満だった胸は小さくてもやや膨らみが残っていた。
低い身長で地面に落ちかける隊服。
「かわっ……いや、うん、三日月なんだな!まさかさっきの鬼が謝ってたのはコレか!?」
一体どこで、と考えてる暇はない。一刻も早くしのぶの元へ連れていこうと三日月を抱き上げる。
「子供扱いすんじゃねぇ!!」
「大人しくしてくれないか…!」
上着で体を包み、落ちたスカートや残りの服は禰豆子に持っててもらうよう箱へ入れる。(そのまま禰豆子は三日月も引き入れた)
「炭治郎がな、かわかわ言ってうるせぇんだ。厠に行きたかったんだな。」
「ムー…」
「違うぞ三日月!誤解だ!」
道行く人に変な目で見られたのは言うまでもない。
急いだ炭治郎は蝶屋敷へ上がるなり、そそくさとしのぶの元へ向かった。
アオイやカナヲとすれ違うも、一言謝って過ぎるのだった。
「しのぶさん!!三日月がッ!!!」
「三日月さんがどうかしましたか?」
「ヒッ……あ、その…」
三日月と聞いた瞬間、しのぶが一気に距離を詰めてきたので小さな悲鳴を漏らした炭治郎。
そして肩から箱を下ろして開けば、中がキツかったのかポテッと転がり出てきた三日月。禰豆子が慌てて抱き上げる。
「あらあら〜!」
「ムッ!?」
さすが柱。
禰豆子の腕の中にいたはずの三日月が瞬きと同時に姿を消した。かと思えばしのぶが抱えている。
「うふふ、可愛らしくなりましたね〜」
「おろしやがれ!私は兄貴の妹分だぞ!!」
「ほぉら高い高いですよ〜」
「うぉぁあ!!すげー!!」
「「(子供だぁ…」」
高い高いに無邪気にはしゃぐ三日月。皆の気持ちが一致した。
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イチゴじゃむ(プロフ) - まゆゆさん» そ、そんな…!(*´-`*)テレルヤン…こちらこそ最後まで閲覧してくださりありがとうございます!!こちらもコメントをいただき幸せです!!(´;ω;`) (2021年3月29日 2時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ(プロフ) - 幸せな気分になれる作品ありがとうございます♪ (2021年3月28日 2時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - レレリさん» 分かります笑笑語彙力のない作品ですが、改めまして閲覧ありがとうございます!!(^ω^) (2020年3月25日 12時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
レレリ(プロフ) - イチゴじゃむさん» まぁ、そうですね!言うて私18以下でもめちゃくちゃ見てました!笑← (2020年3月24日 22時) (レス) id: 16e8e317f9 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - レレリさん» ムフフ(´・∀・`)まあ注意なので読んではいけないなんて書いてないのでねェ!!!!(((ありがとうございます!!!笑笑頑張らせていただきます!!! (2020年3月24日 20時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イチゴじゃむ | 作成日時:2020年2月19日 1時