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佰漆拾肆 ページ23

三日月の元へ行こうとしていた炭治郎。縁側に座る愛しき人を見つけると分かりやすく顔を綻ばせて声をかけようとすれば…







「ちょ、三日月ちゃん大丈夫!?魂抜けてるよ!?」







自分よりも早くに現れた善逸()。気がつけば、炭治郎は襖の裏へ身を隠していた。







盗み聞きなんて駄目だ。

なんて分かっていても足はその場から動こうとしなかった。







「(やっぱり善逸も……俺は最低じゃないか…」







自分のことばかりで、善逸(親友)の気持ちを聞かずに解決させようと必死になって。







「……ズッ」







泣いてはいけない。一番泣きたいのは善逸だ。

熱い目頭を必死に瞬きで誤魔化し、垂れそうな鼻は小さくすする。







すると、話が終わったのか善逸の匂いが離れていく。炭治郎は言うなら今だ、と気合を入れいざ三日月の前へ足を踏み込んだ。







まっすぐに交わう瞳はお互いそらさず。







「…フゥ…







知らないことは全部教える。言葉も、気持ちも。お互い知らないことは一緒に見つけたい。」







深呼吸した炭治郎は口を開く。三日月も小さく頷いて聞き入った。







「一生を遂げたい。

そう思える相手が、俺にとっては三日月だった。







しのぶさんや善逸に言われるまでは俺も何も知らなかった。けど、知ったらすごく嬉しかった。

こんなに幸せな気持ちになれるんだって分かった。なんで知らなかったんだろうな。」







眉を下げて笑う炭治郎。三日月をつられ、徐々に口角が上がった。







「本当はもっと雰囲気がある所で言おうと思ってたんだ。星空と月の下や、鮮やかな街や、夕焼けを見ながらね。







でも青空も良いな。お天道様も見守ってる。」







「そうだな。鬼はこんな綺麗な青空を歩けないなんてもったいねぇよ。」







「だね」







緊張がほぐれたのか、三日月は足をバタつかせた。







「…なぁ、炭治郎の言ったことが、私の気持ちと同じだった場合…どうなるんだ?」







「…え」







「私は…」

佰漆拾伍→←佰漆拾参



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イチゴじゃむ(プロフ) - まゆゆさん» そ、そんな…!(*´-`*)テレルヤン…こちらこそ最後まで閲覧してくださりありがとうございます!!こちらもコメントをいただき幸せです!!(´;ω;`) (2021年3月29日 2時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ(プロフ) - 幸せな気分になれる作品ありがとうございます♪ (2021年3月28日 2時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - レレリさん» 分かります笑笑語彙力のない作品ですが、改めまして閲覧ありがとうございます!!(^ω^) (2020年3月25日 12時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
レレリ(プロフ) - イチゴじゃむさん» まぁ、そうですね!言うて私18以下でもめちゃくちゃ見てました!笑← (2020年3月24日 22時) (レス) id: 16e8e317f9 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - レレリさん» ムフフ(´・∀・`)まあ注意なので読んではいけないなんて書いてないのでねェ!!!!(((ありがとうございます!!!笑笑頑張らせていただきます!!! (2020年3月24日 20時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イチゴじゃむ | 作成日時:2020年2月19日 1時

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