政略結婚の果てに・・・(ジャン)2 (ページ36)

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かけがえの無い家族ページ36

(プー)

あぁ･･･何で私は馬なんだろう

A「ナツキの花嫁姿凄くきれいだったんだよ！」

Aは号泣しちゃったらしい

私もAの花嫁姿を見たい･･･

A「あと3日かぁ･･･」

3日後Aとジャンの結婚式だ

A「プーにも見て欲しかったなぁ」

私も見たいよ
何で私は馬なの

A「プー？元気ないね･･･大丈夫？」

大丈夫じゃないよ･･･

私はAに甘える

A「プー･･･待ってて」

～翌日～

A「プー！プー！ちょっと来て来て！」

(ジャン)「本当に大丈夫か？」

A「大丈夫だよ！だってプーだもん」

なんだろ？
私はAに連れられて行く

街？

A「ここだよ！私達が結婚式あげるところ！」

「この子がプーちゃんですか？」

A「そうです！さっプー中に入ろ！」

「本当に大丈夫ですか･･･？」

A「プーは賢い子なので全然大丈夫ですよ！ねっプー？」

私は夢を見てるんじゃないだろうか
だって･･･だって

私が花嫁入場のエスコートできるなんて

「まぁ！本当に賢いですね！」

私はさっきAに説明された通りに
1歩、1歩進んでいく

ここで立ち止まって
ジャンにバトンタッチ

A「ね？出来たでしょ？」

(ジャン)「すげーな！プー」

Aは最終の打ち合わせに行ってしまった

ジャンは何やら係の人と話してる
あっ戻ってきた

(ジャン)「あいつ、凄かったんだぞ
『プーは私のかけがえの無い家族なんです！ずっと一緒だったんです、エスコートされるのは知らない人じゃ無くてプーがいい！』って何言っても聞かなくてよ」

Aの真似をしたのだろうか？
声を高くして説明してくれたジャンは面白かった

ジャンは私にそっと囁いた

その言葉を聞いて
とても嬉しかった･･･

(ジャン)「当日頼むな！信じてっからよ」

ジャンは私を優しく撫ぜてくれた

任せてよ！