政略結婚の果てに・・・(ジャン)2 (ページ28)

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目覚めるページ28

「ねぇAは幸せ？」

A「幸せだったよ」

「だったの？」

何で同期と話してるんだろ
あぁそうか私死んだんだ･･･

A「うん･･･とっても幸せだった」

ジャン君と出会えて、一緒に過ごせて･･･
凄く幸せだった

「後悔ないの？」

A「うん、ない」

嘘つき
本当はあるのに

「本当に？」

A「･･･したかった」

「えっ？」

A「結婚したかった！ジャン君と幸せに暮らしたかった･･･子供が出来て、シワシワのおばぁちゃんになっても仲良く暮らしていたかった」

･･･でももう叶わない

「なら早く目覚めなきゃ」

A「えっ？」

「待ってるんでしょ？ジャン君」

私はもう･･･

A「死んでるんだよ私」

「貴女は死んでなんかいないわ、さぁ目覚めて」

辺りが白くなっていく･･･

「私達はみんな同期の幸せを祈ってる･･･他の2人も目覚めているはずよ」

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私は目を開けた

ここは･･･私の部屋だ

A「生きてる･･･私生きてるっ！」

ジャン君は･･･？

今は何日なの？

A「･･･2人も目覚めたんだよね」

とりあえずウルトの所に行ってみよう

ナツキ「よぉ！元気そうだな」

ユナ「2人とも無事で良かったわ」

団長室へ向かう途中で2人に出会った

A「良かった･･･本当に」

2人が無事で良かった･･･

ユナ「ウルトに色々確認しないといけないわね」

私達は団長室へ入った

ウルト「お前らっ！目覚めたのか！！」

ナツキ「よぉ」

ウルト「そうか･･･政略結婚が無くなった」

A「えっ･･･」

ウルト「お前らを助けに行く姿をみて心配出来ると判断したみたいだ
俺は･･･お前らの判断に任せる」

ユナ「どういうこと？」

ウルト「ここに残るか、あいつらの元に行くか
お前らが判断しろ･･･今門に向かってるはずだ」

ここに残るか
ジャン君の元へ行くか

私は･･･