政略結婚の果てに・・・(ジャン)2 (ページ14)

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幸せにして下さいページ14

(ジャン)

本当にここの訓練はハード過ぎる
よくもまぁ毎日こんな事できる
感心するぜ

たった３時間の訓練で俺の体は悲鳴をあげている

ケフィア「あっ貴方は」

昼飯を食べようと食堂へ来たら誰かに声をかけられた
ん？こいつは確か

ケフィア「話すのは初めてですよね、僕ケフィアっていいます」

あいつが指導役としてついてる奴か

ケフィア「貴方はAさんのお相手･･･ですよね？」

(ジャン)「あぁ」

ケフィア「やっぱり！そのブレスレットAさんも付けていたので」

そいつは俺のブレスレットを指差した

ケフィア「1度お話してみたいと思っていたんです！」

良かったら一緒に食べませんか？
と誘われて食べる事になった

ケフィア「Aさんには色々とお世話になってるんです、ここに配属されて右も左も分からない僕に優しく色々教えて頂いて･･･」

(ジャン)「確かお前の指導役をしてるんだったな」

ケフィア「はい！Aさんが指導者で良かったです！ナツキさんやユナさんは少し話ずらくって･･･」

まぁあの2人の性格じゃ仕方ないか

ケフィア「僕、実は政略結婚には反対なんです」

(ジャン)「あ？」

ケフィア「僕はAさんが好きなんです」

何言ってやがる

(ジャン)「･･･渡さねぇぞ」

ケフィア「･･･初めは無理矢理させられてると思ってました、でも今は応援してます、幸せそうなAさんを見て本気なんだなって思って
いっつも貴方の事気にしてるんですよ？ご飯食べたかなーとか、もう寝たかなーとか」

嬉しいじゃねーかよ

ケフィア「僕の方が貴方より長く過ごしていたはずなのに、僕が出来なかった事をいとも簡単にやってのけた･･･これが運命って言うんでしょうね
だから僕は諦めます！Aさんを幸せにしてあげてください」

(ジャン)「あぁ任せろ」

ケフィア「もし泣かせたりなんかしたら、いつでも奪いに行きますので」

泣かせたりしねぇよ
絶対にな

ケフィア「そういえば･･･Aさんどこいったんでしょう？朝から見かけないのですが･･･」

(ジャン)「あ？仕事してんじゃねぇのか？」

ケフィア「うーん･･･そうですかね？」