政略結婚の果てに・・・(ジャン)2 (ページ11)

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一緒にいたいページ11

「いやぁとっても幸せそうな写真が撮れてるよ」

見せてもらった写真は
お互いに笑いあってる微笑ましいものだった

「どうする？撮り直すかい？」

(ジャン)「俺はこれでいい、Aは？」

A「私もこれがいい！」

何か幸せそのものが写ってるみたいで気に入ってしまった

「ロケットに入れるサイズに加工するからちょっと待ってておくれ」

(ジャン)「あのタイミングで腹鳴るとか流石だな笑」

A「私もびっくりだよ笑」

そのお陰であんないい写真が撮れたんだけど笑

(ジャン)「この後飯食いに行くか」

「ほら出来たよ！お幸せにね」

写真屋さんはおまけに普通の写真もくれた

(ジャン)「部屋に飾るか」

A「フフッまた思い出が増えたね」

壁内の私達の部屋には思い出がいっぱいある
まだまだ増やして行きたい･･･

(ジャン)「ん？どうした」

A「お腹空いちゃって」

(ジャン)「ったく笑ほら行こうぜ！」

手を繋いでジャン君は歩き出した

私はまたこうして一緒に歩けるのだろうか

A「ねぇジャン君？」

(ジャン)「ん？」

A「私ジャン君に出会えて凄く幸せだよ」

(ジャン)「なっ何だよ急に」

赤くなるジャン君

A「フフッ言いたくなっちゃって」

(ジャン)「俺も同じ気持ちだ、お前と出会えて凄く幸せだ･･･この先もずっとこの気持ちは変わらねぇ」

この時間が続いたら･･･
明日なんか来なければいいのに

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あっという間に帰る時間になってしまった

A「もう帰らないとね･･･」

(ジャン)「明日からこうやってゆっくり話せなくなるなぁ」

会えなくなるかもしれない･･･

(ジャン)「そんな顔すんなよ！会えなくなる訳じゃねぇんだ」

何も知らない彼の言葉は心に来る

A「そうだね･･･」

私達は帰っていった

A「先部屋に戻ってて」

何か1人になりたかった

(ジャン)「ん？何かあんのか？」

A「うん、団長のとこに用事があって」

(ジャン)「そっか、早く戻ってこいよ」

ジャン君は部屋に戻って行く

先に戻ってって言ったのは私なのに
帰って欲しくないなんて･･･

好きなの堪らなく

ダメだ気持ち切り替えないと

大丈夫、私は死なない
必ず帰って来る
私達なら帰ってこれる

今までだって大丈夫だったんだから

私は星空をみながら心を落ち着かせた