いい奴でした ページ13
うらたぬきside
自分らが勘違いをしていた、と
察した金髪魔物のおかげで
紫髪の魔物の気も、とりあえずは落ち着いたらしい
助かった……
随分血の気の多い魔物だ
「さて……それじゃあ説明、してくれますよね？Aちゃん？」
これ以上ないくらいいい笑顔でそういうのは
まともだと思ってた金髪
魔王であるAのほうが立場が上のはずなのに
Aは何かを察したようにスンッとした顔をしていた
あれ？ほんとにA、魔王なんだよね？
luz「おセンセン？僕らは……」
「あぁ。luzくんとnqrseくんは大魔王呼んできて」
nqrse「は〜い」
「うん。それじゃあ……お話。しましょうか？」
A「あ、はい」
・
・
・
「なるほどね〜」
A「オサワガセシテ スイマセン」
「すいませんやなくて、すみません。な？」
A「あ、はい」
すっかり大人しくなったA
そしてそんな彼女に笑顔で追い打ちをかける金髪
爽やかな笑顔で怖いやつだ
まぁそう思ってても口には出さない
というか出せない
だってみかん食ってるから。
めっちゃうまいあの自家栽培のみかん食ってるから。
話を始める前、タイミングを見計らったようにボーンズが影から現れた
わらわらとたくさん。
何かと思って見てると、こたつを運んできた
しかも前に見たときの2倍の大きさのやつ。
おかげでみんな入れるけど……わざわざ作ったのか……？
チラリと見たボーンズが
細い指を2本立ててピースしていた
あれは夢にでる……
「なんでやかん１つにしたん。重いやろ……」
そう言ってボーンズからやかんを受け取るのは紫髪
余程重かったのか眉間にシワを寄せていた
「さっきはその……すまん……」
うらた「はぇ？！」
側まで来てお茶を注いでくれていた紫髪が
突然そういうもんだから変な声が出た
とりあえず
横に座る坂田が肩を震わせてるからあとでしばく
「いや、その……まさか人間と魔物が友達とは……思わなくて……」
うらた「あ！いや！それは、もう気にしなくても……」
「や……でも気ぃ悪くしたやろ？ほんまにすまん……」
首の後ろをかきながら再度謝る紫髪
血の気が多いと思ったけど……
ただ仲間への思いが強いだけか
坂田「もういいんよ。Aちゃんにも最初疑われたし。な？うらさん」
うらた「お、おう」
「……ありがとう。ほんならこれからよろしくな」
うらた「あぁ」
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三歩止 - しずかさん» ありがとうございます！嬉しいです！もうすぐ続編に行くので読んで下さると光栄です！ (2019年8月28日 22時) (
レス) id: 7b39290272 (このIDを非表示/違反報告)
しずか - このお話、私のタイプどストライクです!!魔王の性格とか私の求めていたものです!!愛読させていただきます。 (2019年8月23日 17時) (レス) id: ef7732b81a (このIDを非表示/違反報告)
三歩止 - フランさん» そう言って貰えると嬉しいです！新作は特に言うこともなかったので1番最後に付け足してみました……！ (2019年7月15日 19時) (レス) id: 7b39290272 (このIDを非表示/違反報告)
三歩止 - さくさん» ありがとうございます！時間見つけ次第更新していきたいと思います！ (2019年7月15日 19時) (レス) id: 7b39290272 (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - この作品面白くて凄く好きです……！後新作の報告とかを1ページ使わずに下にちょこんと乗せている所も好きです() (2019年7月12日 0時) (レス) id: 24d7937625 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：武蔵野 三歩止（ﾑｻｼﾉ ﾐﾎﾄ） | 作者ホームページ：なし
作成日時：2019年2月27日 18時
