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紅丸「誰かに頼るということは、カッコ悪いことでは無いと思います。」
『……。』
紅丸「だから俺はA様に頼ってもらえると嬉しいです。」
『私が頼ると嬉しいの？』
紅丸「もちろん嬉しいですよ。」
"ｸﾞｲｯ"
『紅丸!?』
俺がこんなことをしてしまったらいろんな人に怒られるかもしれない、と分かっていながらもA様の頭を俺の方の上に寄せた。
紅丸「もし良かったら俺の肩を貸すのでゆっくりしてください。もちろん嫌なら離れてもらってもいいですが…」
『…ありがとう。』
そう言ったA様の表情は見ることができなかったが、Aは俺の肩にもたれかかったままでいてくれた。
紅丸「あの。」
『ん？』
紅丸「…オークロードの討伐の依頼を断ったのは、A様が魔王だからですか？」
『もちろんそれもある。』
紅丸「それでは他にも理由が…？」
『絶対に誰にも言わない？』
紅丸「はい。もちろんです。」
『この世界のルールは弱肉強食が普通でしょ。』
紅丸「そうですね。」
『私は前からそのルールがどうしても嫌いなんだよ。』
A様の声のトーンがさっきよりもかなり落ちたことだけは理解できた。
それにしても…
＿＿＿＿ルールが嫌い＿＿＿＿？
どういうことなんだろうか…
『私は種族関係なく周りと協力できる世界がいいと思ってる。だから私はあの時君を助けたし、三上君もそれを望んでいることだと思う。』
紅丸「リムル様も…」
『でも、それはまぁ…私の生きていた日本っていう場所でのやり方だけどね。』
紅丸「俺にはまだ分かりませんが、それがA様やリムル様にあっていたんでしょうね。」
『多分ね…だからさ、さっきみたいにトレイニーに言われたとしてもオークをどうにかするのは嫌なんだよね…』
紅丸「しかし、オークロードがいた場合…」
『分かってる。それは分かってるんだけど…例えオークロードがいたとしても、私の子どもたちみたいなものには変わりないから討伐なんてしたくないの。』
A様がおっしゃってることは、もちろん分かる。
俺が言ったことは、自分の子どもを倒してくれって言っているようなものだ。
だからこそA様は悩んでいるのだろう…
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みゆき - 紅丸が好きで続きがめっちゃ楽しみです！ (2022年12月13日 21時) (
レス) @page18 id: 65cde05694 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています (2022年1月2日 23時) (レス) @page19 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
ﾆｭｳ(プロフ) - yuunaさん» ありがとうございます！更新頑張っていきますね。 (2021年3月20日 23時) (レス) id: 1d82ba3bb7 (このIDを非表示/違反報告)
yuuna - すごく良かったです！続きが早くみたいって思いました！ (2021年3月20日 20時) (レス) id: b2dcb71378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾆｭｳ | 作者ホームページ：http://assubaru
作成日時：2021年3月10日 21時
