ー５ ページ12
『オークロードの討伐でしょ。』
ﾄﾚｲﾆｰ「その通りでございます。」
オークロードの討伐!?
それに何で先輩は知って...
さっきも"探して追ってくるとは"って言っていたし...
『なぜトレイニーは魔王の私に依頼してくるの？』
ﾄﾚｲﾆｰ「それは...」
『それに私は前にも断っているはずよ。』
ﾄﾚｲﾆｰ「えぇ...ですが、今回はこちらにリムル=テンペスト様がおられますので大丈夫かと思い訪問しました。」
リムル「ちょっと待って！オークロードの討伐って俺もなんですか？」
ﾄﾚｲﾆｰ「えぇ。そうです。」
うわぁ、にこやかに微笑むなぁ...
紅丸「いきなり現れて、随分身勝手な物言いじゃないか。ドライアドのトレイニーとやら。なぜこの街へ来た？ゴブリンよりも強い種族はいるだろう。」
ﾄﾚｲﾆｰ「そうですわね。大鬼族の里が健在でしたら、そちらに出向いていたでしょう。まぁ、もしそうであったとしてもこの方とA様の存在は無視することはできないのですけれど...」
リムル「ん…？」
『三上君、ごめん。私、ちょっと外に出てくる。』
リムル「あ、はい。」
紅丸「A様…！」
先輩は言っていた通り、外へ出て行ってしまった。
横では紅丸がソワソワしている。
ﾄﾚｲﾆｰ「やはりまた断られてしまいましたか...」
リムル「その様子だと、トレイニーさんは何回か先輩に依頼しに行っていたのですか？」
ﾄﾚｲﾆｰ「はい。ジュラの森の母であるA様に依頼することは、1番安全かつ最善かと思いまして...」
まぁ、それは間違った判断ではないだろう。
ﾄﾚｲﾆｰ「それにあの方は…」
リムル「先輩は？」
ﾄﾚｲﾆｰ「魔王の中で1番強いですから。」
リムル「えっ!?」
俺は横にいた紫苑を見た。
紫苑は笑顔で首を縦に振っていた。
でも、俺にとっては優しくて1人で抱え込んでしまう先輩に変わりない。
リムル「紅丸。」
紅丸「はい。」
リムル「先輩のところへ行ってあげてほしい。」
紅丸「いいのですか？」
リムル「あぁ。先輩が今1番話せる相手は紅丸だろうからな。」
朱菜「そうですよお兄様。はやくA様のところへ！」
紅丸「分かった。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 272人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みゆき - 紅丸が好きで続きがめっちゃ楽しみです！ (2022年12月13日 21時) (
レス) @page18 id: 65cde05694 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています (2022年1月2日 23時) (レス) @page19 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
ﾆｭｳ(プロフ) - yuunaさん» ありがとうございます！更新頑張っていきますね。 (2021年3月20日 23時) (レス) id: 1d82ba3bb7 (このIDを非表示/違反報告)
yuuna - すごく良かったです！続きが早くみたいって思いました！ (2021年3月20日 20時) (レス) id: b2dcb71378 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ﾆｭｳ | 作者ホームページ：http://assubaru
作成日時：2021年3月10日 21時
