ユニット 1 ページ13
「Aちゃああああんっ!
会いたかったよおおおお元気だった!?
私はAちゃんと話せなくて寂しかったよおおおお!」
泣き叫びながらどーんと突撃してくる三笠先輩。
「うぐっ…ちょっと、先輩、締まってる、しまって」
何せ首に腕を回すわけだから首が締め上げられる。
苦しい!苦しいです!
そう思ってると後ろから声がかけられる。
「ちょっと、プロデューサーさん。
急にいなくなったと思ったらこんなとこで何してるんだヨ」
呆れたような声の主に反応して先輩はパッと離れる。
「何を言う夏目くん!
この人が…」
「分かってるヨ。土波Aでショ?」
「何で私の名前知れ渡ってるんですか」
振り返ると赤の髪に黄色の目という私と同じような容姿をした人が立っていた。
なんか私の髪をちょっと切り落とした感じの髪型だなあ。
相手もそう思ったらしい。
目をぱちくりさせた後少し笑って
「ふうん、僕と似たような容姿をしてるんだネ。
学校最強とお揃いなんて嬉しいヨ」
しかし目はそう思っていないらしい。
「今すぐにでも嚙み殺してやる」という感じだろうか?
まあ、何にせよいい印象は持たれていないらしい。
____そっちがその気なら私も手加減しないよ?
そんな空気を出せば少しひるんだようだ。
でもそれを殆ど表情に出さない。
流石、『五奇人』の一人、逆先夏目さん。
そんな戦いを繰り広げているうちに二人立っているのが見えた。
とりあえずその二人を観察する。
あ、れ?
「…そうですか。ここのユニットに入ったんですね」
「はい。心配かけてごめんなさいAさん」
へにゃりと笑う先輩は楽しそうで。
____fineにいた頃より、断然良い顔をしていた。
良かった____つむぎ先輩が元気そうで。
その後ろの子は分かんないけど。
目線を向けると目を輝かせて私を見る。
「わ〜とても綺麗な人だな〜♪」
…じっくりみても分かんないや。
黄色の髪に空色の目をした子は駆け寄ってきて私の手を掴む。
194人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狼(プロフ) - カルピンさん» うわあああごめんなさい!仮にもらびおじなのに…俺の阿保… ありがとうございます!頑張ります〜! (2017年3月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
カルピン(プロフ) - こんばんは、楽しく見させて頂いております。仁兎の字が間違っていますよ。(なんかそっけない文ですいません(泣 これからも頑張ってください! (2017年3月4日 6時) (レス) id: 585f549c90 (このIDを非表示/違反報告)
狼(プロフ) - ウィング・ジョーカー《sgsyi 》さん» ありがとうございます!言葉が綺麗なんてそんな…!恐縮です!書いてる人間の心は汚いですけどね(( (2016年11月11日 21時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
ウィング・ジョーカー《sgsyi 》(プロフ) - こんばんわ!この小説読んでてとても面白いです!言葉がとても綺麗で読んでてまず飽きません。これからも頑張ってください!応援してます! (2016年11月11日 19時) (レス) id: 3f8be5b0cb (このIDを非表示/違反報告)
狼(プロフ) - 瀬名 凛さん» いや、一風変わった子の方が面白いなって思ってて。キャラは基本爆発させてます。キャラ崩壊しててすいません((ありがとうございます!更新頑張ります〜! (2016年9月24日 21時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:狼 | 作成日時:2016年9月20日 0時