検索窓
今日:11 hit、昨日:14 hit、合計:207,828 hit

よんじゅうにわ ページ46

澤村side





ぴろん、と。





練習着に着替えている時にメールが届く。





誰からか、と見ると意外な人物からだった。






どうしたのかと思いボタンを外す手を止めてすぐさまメールを見る。そのくらい意外だったのだ。







そこには誤字が多いがこんなことが書かれていた。






【すいません。熱が出てしまっったので今日は親墨さすてしまうます】






…さすてしまうます。親墨。あと「っ」が一個多い。







何だかとても心配になる文がそこにはあった。






「お?どうした大地〜」





ひょっこりと俺の後ろから顔を覗かせたスガにメールを見せる。





途端に表情が曇る。





「…これ、やばくないかA」






「…そう、だよな。大丈夫だろうか…?」





「どうかなあ…何があったら御休みを親墨って間違うんだよ〜」






心配ながらもせっせと支度をする。

















が。






ぴぴぴぴ、と今度は電話が来た。






スガに少し外すと言って外に出て電話をとる。



























電話に出ると聞いたことのある声が聞こえてきた。







【Aの弟ですけど、主将さん?】






なんとAの弟だった。声からも苛々しているのが分かる。





最初にあった時の事を思い出して苦笑いするが、挨拶を返す。






「あ、ああ、そうだ。おはよう…ん?









そう言えば、何で俺の番号を…」






疑問に思った事を言うが「Aの携帯から見た」とバッサリ切り捨てられた。





そして怒った声で言う。






【あのさあ、お前らAに負担かけさせんなよ。おかげで熱で寝込んでるんだよ。






後輩に何でもかんでも任せるなんて、あんた本当に主将かよ。反吐がでる。





ちゃんと面倒見ておけよ、自分の後輩くらい






そんなんだったら主将なんてやめちまえ。







こんなのが続くようならお前らをぶっ潰してからAを転校させる。






































何で、お前らは___「A」を見ないんだよ】





話はそれだけだ、あと家に見舞いに来んじゃねえぞ。





そう言って電話は切られた。








___怒りを露わにしたその声は、どこか悲しそうだった。

よんじゅうさんわ→←よんじゅういちわ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (116 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
266人がお気に入り
設定タグ:HQ , ハイキュー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 夜巾恵美さん» うわああああ!ありがとうございます!更新頑張らせていただきますね! (2016年11月7日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
夜巾恵美 - 面白いです!!更新待ってます! (2016年11月7日 18時) (レス) id: c36e1fb932 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - クロムさん» ごめんなさい!これから直して行きますね! (2016年11月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ウイさん» ありがとうございます!頑張らせていただきます! (2016年11月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まりんさん» ご意見ありがとうございます!そうですよね…反省します。今度から少なくするよう努力します!これからもよろしくお願いします! (2016年11月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2015年10月1日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。