浅沼家の日常８

おうち映画館 ページ16

貴方side

いきなりですが質問です


皆さんは唐突にこう思ったことはありませんか？


「映画を観に行きてぇ…！！！」と…


わかりますわかります。私も月に2，3回ぐらいは思っています


しかし仕事や学校が忙しくてなかなか映画館に行けない人も多いはず…！私もその一人です！！


ましてやこのご時世、密室に2，3時間も居続けることに不安を覚える人もいるでしょう


でもあの雰囲気で映画が観たい！！！じゃあどうするか？


その答えはただ一つ


【映画館を家に作るしかない！！！】






『というわけで、ついに届いたプロジェクターとYogibo！！』


秀斗「おっきい荷物がたくさん届いたかと思えばそんな物頼んでたんだね」


大智「Yogiboはまぁわかるけど、なんでプロジェクター？何かプレゼンでもすんの？」


『ふっふっふ、分かってないわねぇ若者たちよ』


大智秀斗「いや、何のキャラだよ」


『とりあえず二人はプロジェクターとYogiboを私たちの寝室に運んでちょうだい。行けばわかるから』


未だに何をするのかわかっていない二人を寝室へ向かわせる


その間に私は揚げて冷ましていたチュロスと、冷蔵庫のジュースを人数分に分けておくことに


すると寝室にスペースを作っていた晋さんが部屋から出てきた


浅「プロジェクターの接続は二人ができるっぽいから任せてきたよ。俺はどれを運べばいい？」


『飲み物をお願い。…あぁ楽しみだなぁ』


浅「だいぶ前からやりたいって言ってたもんね。で、何観るの？」


『それはまだ秘密。でも晋さんも大智も秀斗も絶対に楽しめるやつよ』


浅「じゃあ始まるまで楽しみにしておこうっと」





大智「あ、やっと来た。接続もできたしYogiboもいい感じに並べたよ」


『うん完璧ね。じゃあ最後にカーテンを閉めて電気を消してくれる？』


秀斗「…まさか、これって！」


『そう！おうち映画館！ゴロゴロしながら映画を観るって最高だと思わない？？』


大智秀斗「最高！！」


さっきとは打って変わって目をキラキラさせる二人


浅「ちなみにお母さん特性チュロスもあるからな〜」


『さぁさぁ好きなYogiboに座ってね。さっそく上映するわよ〜』


「やべー！」と言いながらYogiboにもたれかかってスタンバイする双子と、チュロスとジュースを配る晋さん


全員の準備が整ったところでスマホとコードを接続して、スマホの再生ボタンを押す


浅「こ、これは！！」


大智秀斗「マジかよ！！」

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