苗字 ページ30
貴方side
島「A。すまんが、次のスタジオに今向かってそこで待機しててもらってもいいか?」
次の現場と言っても始まるのは2時間後
台本を読んで時間を潰すにしても長すぎるしなぁ
あ、そういえば、カバンの中にあれが入っていたはず
『大丈夫よ。なら高校の入学書類でも書いて時間を潰そうかしら』
島「そうか、2人分書かないといけないのか」
『えぇ。同じ高校なのが幸いだけどね』
島「じゃあ2時間待機よろしくな。終わったら迎えに来る」
『はーい』
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スタジオの空きスペースに書類を広げる
やっぱり二人分は多いなぁ
とりあえず簡単なやつからパパっと埋めていきましょうか
『えーと、生年月日は____________』
安元「お、Aじゃん。何してんの?」
江口「うわっすごい量の書類だ」
『あら安元さんに江口くん。今ね、息子達の入学書類書いてるの』
そう言うと2人は納得したようにあぁ〜と呟いて空いている椅子に座ってきた
江「へぇ〜、こんなに書くこと多いんですね」
安「スゲーな。1人分の書類だけで何回名前書かされるんだろうな…あ」
『?どうしました?何か不備でも見つけましたか?』
安「いやぁ、浅沼Aって書いてあるのが新鮮で」
江「ほんとだー。あんまり見ないですからね」
安「しかも浅沼って書かれた印鑑も押してるわけでしょ?なんかエモいよね」
江「確かに」
『エモいって、名前書いてるだけなのに』
安「エモいのはエモいのよ」
『エモいって何なんですか〜』
江「あ、安元さん。そろそろ行かないと」
エモいの意味がわからなくて安元さんに問い詰めるもひらりとかわされて2人は行ってしまった
最後までエモいエモい言ってたなあの人
『私の収録は…あと1時間か。これなら最後まで書けそうだわ』
気を取り直して書類に取り掛かる
そういえば最近は提出書類に間違えて玉城って書かなくなったなぁ
結婚したての頃はしょっちゅう玉城って書いて晋さんに笑われてたのに
しみじみと思いながらふと、カバンの中の台本を見るといつもなら書かれているはずの名前が書かれていなかった
『…これでよしっと』
まてよ?この台本、誰かに見られたらニヤニヤされるやつじゃない?
…この収録が終わったら書斎に封印しなきゃ
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後日
浅「A、エッッモッ!!」←台本を見つけた
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和泉梓 - VSサメ可愛い (2020年6月19日 0時) (レス) id: 451b0d7f40 (このIDを非表示/違反報告)
明日翔(プロフ) - 初めまして!私も今年から大学生になりまして、作者様と同じ境遇でございます…。オンライン授業などが始まっておりますが、不十分な点ばかりで大変だと思います。お互いに頑張りましょう! (2020年5月19日 2時) (レス) id: 472cb6bdef (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 初めまして!こちらの作品、なんども読み返すくらい大好きです!暑くなってきておりますし、どうか無理なきように…。これからも応援しております!! (2020年5月16日 8時) (レス) id: 541d7ae82b (このIDを非表示/違反報告)
奈津紀(プロフ) - 夜分遅くにすみません!なんで投票が何回も押せないのかってぐらい読んでて楽しかったです。大学生大変かも知れませんが、どうかお身体をご自愛くださいね。更新お疲れ様でした。 (2020年5月16日 3時) (レス) id: 05fc9e1e4f (このIDを非表示/違反報告)
央花(プロフ) - え……。終わって欲しくない……。(つД`)ノ (2020年5月13日 22時) (レス) id: 267a177664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラララちゃんですよ〜 | 作成日時:2019年8月12日 16時