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鈴村side
梶「Aさん?目が笑ってないような...」
梶くんの言う通り、今のAは目が全く笑っていない
『梶くん気の所為よ?何度も言われてるのに直さない人にずっと付き合わされて、疲れてなんか無いんだから』
あららー、これは相当頭にきてるやつや
『...だからいつまで経っても売れないのよ(ボソ)』
梶「ヒェッ…」
鈴「あー、とりあえず水飲んどけ」
『ありがとうございます。そろそろ喉が死にかけていたところなんです』
そう言ってペットボトルを手渡すとメキッと形を変えた
『あら、ごめんなさい。ちょっと力を入れすぎちゃった』
梶「Aさん、怒ると相当怖いですね」
鈴「沸点がかなり高いからなぁ。でも、もうあの若手はダメやろうな」
梶「え?なんでですか?」
鈴「Aは期待しているやつには直接アドバイスするし、叱る時はちゃんと叱るやつや。けど今みたいに何も言わずに怒りを出さんってことはあいつには期待してへんってことなんやろな」
梶「...なるほど」
鈴「ま、そんなに怯えんくても、いつも通り役に真摯に向き合っていればちゃんと評価してくれるからな。梶くんは安心しぃ」
『ふぅ.......よしっ。お二人共、準備できてますか?』
Aの解説をしている間にこっちも切り替えられたようやな
よし、こっちのシーンはパパっと終わらせたろか
じゃないとマジでブチ切れたときの相手は俺にも無理や
『さて、梶くん今日は何テイクで終わらせる?』
梶「え、えっと...2?」
『了解!鈴村さん、聞きましね?』
鈴「もちろんや。変なところで噛むなよ?」
『もう、誰だと思ってるんです?国民的声優の梶裕貴ですよ?』
梶「そんなに持ち上げないでくださいー!」
監督「そろそろいいかなー?じゃあ始めるよー」
______________________
その後
『ふぅ、無事に帰れますね。やっと、大智と秀斗に会える...』
鈴「今日は朝イチから仕事だったもんな。お疲れ様」
梶「俺も早く帰ろっと」
鈴「あー、今日は真綾も早めに帰ってくるんだったな。なんか買って帰ろか」
梶鈴「『あー、家族って尊い...』」
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和泉梓 - VSサメ可愛い (2020年6月19日 0時) (レス) id: 451b0d7f40 (このIDを非表示/違反報告)
明日翔(プロフ) - 初めまして!私も今年から大学生になりまして、作者様と同じ境遇でございます…。オンライン授業などが始まっておりますが、不十分な点ばかりで大変だと思います。お互いに頑張りましょう! (2020年5月19日 2時) (レス) id: 472cb6bdef (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 初めまして!こちらの作品、なんども読み返すくらい大好きです!暑くなってきておりますし、どうか無理なきように…。これからも応援しております!! (2020年5月16日 8時) (レス) id: 541d7ae82b (このIDを非表示/違反報告)
奈津紀(プロフ) - 夜分遅くにすみません!なんで投票が何回も押せないのかってぐらい読んでて楽しかったです。大学生大変かも知れませんが、どうかお身体をご自愛くださいね。更新お疲れ様でした。 (2020年5月16日 3時) (レス) id: 05fc9e1e4f (このIDを非表示/違反報告)
央花(プロフ) - え……。終わって欲しくない……。(つД`)ノ (2020年5月13日 22時) (レス) id: 267a177664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラララちゃんですよ〜 | 作成日時:2019年8月12日 16時