双子の策士 ページ46
浅沼side
それはとある日曜日の午後に起こった
大智「父さんコーヒー入れてきたよ」
浅「おー、ありがとう」
秀斗「大智ぃ、ついでに俺の分も入れてきて〜」
大智「やだよ、自分で行け。数歩だろ」
浅「A、大智と秀斗の分も入れてくれ〜」
『わかったわ、ちょっと待っ』
返事をしたかと思うといきなり固まるA
浅「A？」
秀斗「母さん？どうしたの？ってうわぁ」
大智「おぉっ！父さん玄関開けて来て！」
浅「お、おう」
訳が分からないまま言われた通りにする俺
するとティッシュに何かを包んだ大智がダッシュで玄関に向かっていった
後からくる秀斗は未だに固まったままのAをソファに座らせる
浅「もしかして...虫？」
秀斗「うん、バッタがキャベツにくっついてた」
浅「お隣さんの畑から貰ったものだしな、いてもおかしくはないか。Aは大丈夫か？」
『.......ダイジョウブ』
浅「うん、大丈夫じゃないな」
あまり大きい声では言えないがAは大の虫嫌いだ
どんなに小さくても見れば固まってしまうほどに
今はまだ現れたことは無いがGなんて出たら3日はキッチンに近づけないと本人が言っていた
それだけ嫌らしい
大智「ふぃー、任務完了」
浅「ありがとな二人とも」
秀斗「母さんの虫嫌いは今に始まったことじゃないからね。慣れてるよ」
『ごめんね、ありがとう二人とも。』
浅「お、復活した。これでも飲んどけ」
そう言ってさっき入れてもらったコーヒーを渡す
少しは落ち着けたようだ
『はぁ。自然のものだから仕方ないとは思うけど、こればっかりは無理だわ』
秀斗「慣れなくても俺達がいるから大丈夫だよ」
大智「そうそう。いつでも逃がすのはやるからさ」
『二人とも...』
あれ、なんか俺空気じゃない？
浅「あ、あn 大智「って事で、今から3人でコーヒー飲みに行かない？」」
秀斗「母さん、俺たち頑張ったご褒美が欲しいな〜」
大智秀斗「だから、"3人"で行こ？」
『勿論よ、今日のMVPだもの！荷物取ってくるから待っててね』
部屋に入っていくA
その瞬間
大智秀斗「じゃあ"3人で"行ってくるね。父さん！」
浅「...この双子め」
『あら？晋さんは留守番なの？』
大智「父さんは終わらせておきたい仕事があるんだって」
秀斗「ね？父さん？」
こいつら謀ったな...
でもまぁ
浅「うん、だから3人で美味しいの飲んできてよ」
たまには譲ってやるか
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ななみ - 鬼滅の刃好きなので嬉しいです。 (2019年8月9日 13時) (
レス) id: 1d8c7e48b1 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ - 双子可愛すぎます！双子に翻弄される浅沼さんも可愛いです。 (2019年7月24日 11時) (レス) id: 6726c83956 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ - 一期一会読ませて頂きました。こんな出会いだったんですね。素敵です！浅沼晋太郎さんの、告白が可愛いです！ (2019年7月8日 6時) (レス) id: dfca264758 (このIDを非表示/違反報告)
香織(プロフ) - 一期一会読みました！最高すぎてにやけ止まりませんでした（；＿；）笑 (2019年7月8日 1時) (レス) id: 3b6497bb9f (このIDを非表示/違反報告)
ななみ - もうやばいですよ！読んでいて、ニヤニヤが止まりません！いつもこんな素敵なお話を書いてくださりありがとうございます。これからも読み続けます！ (2019年6月30日 18時) (レス) id: dfca264758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラララちゃんですよ〜 | 作成日時：2019年4月2日 0時
