浅沼家の日常

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宮野真守side

よっぴーこと吉田尚記くんのアナウンスで出演者達が登場してきて、木村くんがセリフを言った。


あれ？木村くん、階段降りないでちょっと横の方によけた。


なんで？？？


そう思っているうちに前野くんも登場してきて、木村くんの反対側によけた。



あ！！そういうことか。


ここまで来たら出演者達一同はみんな理解したみたいだ。


でも、何も知らない観客席からはざわめきが聞こえてくる。



吉田尚記「そして！最後はこの方！！」




『《うふふっ、楽しみにしているわ番犬さん》』



吉「アイリス・ハワード役。玉城 Aさーん！」


よっしーがそう言うと、後ろのパネルが開いて煙の中からAさんが出てきて客席に手を振った。


観客「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁあっっっ！！」


相変わらずすごい人気だなぁ(笑)



一通り手を振ったAさんが階段を降りようとすると側に立っていた2人が手を差し伸べて先に1段降りた。


するとAさんが2人の手にそっと手を重ねてゆっくりと階段を降り出す。


まるで本当にお嬢様と執事っていう感じだなぁ


この演出を見た観客はもっと黄色い声を上げる。


予想外の事だったのかAさんはちょっと苦笑いをしていた。




そして、階段を降り終えると自分の立ち位置に立ち優雅にお辞儀をした。


登場からすごい役に入ってるなぁ。凄いや。


吉「いやぁ、皆さんお正月らしく正装で来ていただきましたけれども…Aさん。昼の部も言いましたが…やっぱりお綺麗ですねぇ」


観客「(笑)」


宮「僕達あの演出のこと聞いてないんですけどぉ」


吉「あの演出は、まさにアニメの中のアイリスとダブルチャールズの関係性がよく分かる感じがしたんですけれども…」


『あのー、夜の部の衣装でちょっと高めのヒールを持ってきてしまったんですよねぇ〜』


Aさんがそう言うと、カメラがAさんの足をアップで映した


『ちょっ...カメラさん！？』


遊「おぉ〜、いいものが見れましたねぇ会場の皆さん。」


諏「Aちゃんの生足はレアだよぉ」


『私の足はいいから！！！...、で、あの階段を降りるのがちょっと不安だったので誰かにエスコートしてもらおうと。そしたら、調度適任な2人がいたので。』


木「めっちゃ役得でした〜！！」


梶「えぇー！！木村くんと前野くんずるいー」


『私のことはこれぐらいにして！蛇まいている人とかいるでしょ！！』


一同「(笑)」


Aさん無理矢理すぎ笑

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