１週間遅れた“おめでとう”【センラ】 (ページ7) - 小説

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. ページ7

誕生日から６日たった

今日も君は休みで来なかった

僕はAの家に行ったが運悪く出掛けていたらしい

“もっと話しておけば”

“色々聞いておけば”

“Aのことをもっと早く知れたかもしれないのに”

と今さらながら思えてくる

「もう遅いんだ」

明日は学校に来ないかもしれない

最後くらいは気持ちを伝えたい

「よし、明日駅に行って気持ちを伝えてから“さようなら”をしよう」

そう決めた僕はAのお母さんに駅の時間を教えてもらった

時間は午前の１０時

この時間の前に気持ちを伝えないと

この気持ちを伝えるまで

“あと１日”

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作者名：月崎まお | 作者ホームページ：http:
作成日時：2018年10月10日 18時