零は語る ページ37
零「ふう。
あの嬢ちゃんだけは、どうにも扱えないのう」
真「ホントにAを扱えるのはAしかいないのかもね」
零「では、本題に入るぞ。
嬢ちゃんのことじゃ。本人がいては話しにくいからの、席を外してもらった。
……あの子は、
刺激が好きで問題児じみた行動、言動をしているが、
何故か人に好かれる。
それは、一人一人に正面から向き合ってくれるからじゃろう。
その原理は
『強さ』と『優しさ』じゃ。
裏表がなく、真っ直ぐだからこそ
逃げない『強さ』があり、
他人のことを自分のことのように捉える
『優しさ』じゃ。
これを持ったあの子の言葉は
驚くほど心に入り、染み渡る。
だから周りの人々は、
『羽宮A』という人に惹きつけられる。
だが。
それは同時に弱点となる」
スバル「弱点？」
零「優しすぎるあまり、強すぎるあまり。
一人で溜めて、溜めて。
壊れる」
ひなた「Aさんが…？
あの人なら、なんでもぶつけてきそうだけど」
零「そう思うじゃろうな。
本人もそう思ってるはずじゃ。
それが怖いのじゃ
自分でも気付かないうちに溜めて、気付かないうちに壊れてしまう。
そんなことにならないように、
お主らがいるのじゃろ？
嬢ちゃんは自由で、予想外のことばかりしてくる。
大変じゃろうけど。
契約を結んだなら、お主らが嬢ちゃんを支えてやらねば。
嬢ちゃんもそれに答えて、お主らを支えてくれるだろう。
それがわかるのなら、スタートラインに立てるぞ？」
真「僕たちがAを支えて、
Aが僕たちを支える…」
ホッケー「"一人はみんなのために
みんなは一人のために"というやつだな」
スバル「A、バカだから俺たちが支えないとだね！！」
真緒「俺が、あいつを見ててやらないとな」
零は満足そうに頷いた。
零「わかるのなら、よし。
では、嬢ちゃんを入れてお主らの輝きを魅せてもらおうかの？」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
真緒が途中でいなくなっているのに気が付いて、急いで付け足しました！！
本当にすいませんでした！
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夏実 - 夢主ちゃん、ぼくと誕生日一緒だ…！嬉し！！ (2022年1月9日 23時) (
レス) @page1 id: cd5fcb39af (このIDを非表示/違反報告)
グレイ - 夢主ちゃんみたいな子が友達に是非一人欲しい…(自分が迷っているときに背中押してくれそう…) (2020年12月28日 19時) (レス) id: 10484fbbe5 (このIDを非表示/違反報告)
コフウ - 思わずクスッと笑ってしまい、ずっとニヤニヤしてました() もしよければ、続編がみたいです！ご検討お願いします。 これからも応援しています！ (2020年5月12日 22時) (レス) id: 16a5bce890 (このIDを非表示/違反報告)
コフウ - はじめまして。 いくつ目の作品にコメントすればいいのか分からず、沢山すいません。過去の名作ライブラリーという所から拝見させて頂きました！ とても面白かったです！！！今でも読み返しています。楽しすぎて、一気に読みきってしまいます笑 (2020年5月12日 22時) (レス) id: 16a5bce890 (このIDを非表示/違反報告)
叶(プロフ) - 真緒くんも普段はりっちゃん呼びじゃなくて凛月呼びです (2019年7月26日 23時) (レス) id: 39616f5b3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊かるぴす＊ | 作成日時：2016年10月15日 18時
