5.我慢すればいい ページ6
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別に、母さんは喧嘩は止めなかった
ただ、
江華「ごめんね。」
いつも、そんなことを言うから
父さんもあんなこと、言うから____
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『__ただいま!』
神楽「ねえちゃん…けがすごいよ…?」
神威「…アイツら?」
『違うよ、転んだ。
神楽、お姉ちゃんまた転んじゃった〜!』
神威「良い子ぶんなよ。そんなの___」
『それより、夜ご飯作らないと。
神威と神楽、何食べる?あ、母さん今食欲ある?』
バレバレでも言葉でねじ込む
だからなに、これからも続けるよ
そんな意味も込めて。
___________
「あはは、いいサンドバッグじゃん。」
「きもちわりぃ〜菌が移っちまったぁ〜」
お前が触ったんだろ、
出てきそうな言葉を飲み込む。
土下座の姿勢はやめない
…こんなことさせるとは随分悪趣味__
いや、前まで私もやらせてたわ。
思いっきり踏んでたわ。
人のこと言えねぇ〜………
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「ぅがっ!?」
「ぐあぁっ!!?」
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神威「………消えてくれない?」
頭を上げれば、彼がいた。
一目散に逃げるアイツら
『…ごめん。』
手を、汚させてしまった
彼の手は殴った反動で赤くなっている
それでも、
神威「ほら、帰ろ。」
私の前でしゃがむ
『…………何してんの?』
神威「おんぶ。わかるでしょ、このくらい。」
この体制キツイから早く、と急かされるままに
彼の背中は、温かかった。
『…ごめんね。』
謝る言葉しか、零れてこなかった
神威「……謝んなよ。」
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ミンティアパニーニ味 - もっと評価されるべきだと思いました…無理のない程度に更新頑張ってください!待ってます! (2019年3月11日 0時) (レス) id: 1c29926d87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あかつき | 作成日時:2019年2月25日 0時