冗談じゃない 2【あんスタ】

53.言葉を失う ページ19

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凛月「てことで、今日は俺担当ね。」


先週辺りからまともに話してなかった彼と…

一緒に帰ることになりました。




健康管理に関しても厳しい瀬名先輩。


ケガの治るまでの間、

メンバーの好意で帰宅を手伝ってくれることに。




昨日司くんと帰って、

生まれて初めて、黒く長い車に乗った。


一昨日お姉ちゃんと帰って、

ファンシーショップへ寄り道して盛り上がった。


三日前月永先輩と帰って、

コロコロ変わる話題を楽しく話した。


四日前は瀬名先輩に………説教された。




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凛月「丁度夜で良かった〜…

夕方とかだったらさぼってたかもねぇ〜。」



『ごめん、仕事長引いたからさ…』



凛月「…別に、寝てたから気にしてないけど。」



そっかぁ〜………




………話題終わった、気まずい。




ハロウィン以来まともに話せない、

彼に理不尽にイラついてしまって、変な態度とって



………どう接すれば良いんだろう。



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凛月「……Aさ、ハロウィンのとき＿＿」



何かを話そうとしてた


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「Aちゃん！

もう、待ってたのに遅いから心配したよ！」



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校門前に立っていた三つ編みの少女が


その言葉を遮った。




いや、私が勝手に遮ったのかもしれない




だって、



血の気が引くほど、会いたくない人がいたから。





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