Story47 ページ49
「だから、なんでこんなことしてんだって問いただしてたんすけど…逆ギレしてなんでAさんだけ特待生なんだって…休んでたくせにって…意味分かんねぇこと言うから!ついカッと来ちまって…」
漣くんは罰が悪そうに俯いて同じく黙りこくってしまった。
『漣く__「Aさん」
…どうしたの…?』
「すみません、守れなくて。自分の感情が抑えきれなくて一方的に怒鳴ってさぁ…本当オレって何の役にも立ってねぇや」
困ったような顔で頭をかいて自分を貶める漣くんを見て私はそんなことないよって言うのもつぐんでしまいそうになる
それを言っても漣くんからしたら何もならないから…。それをわかる私は何も言えなかった。
そんな静寂を払ってくれたのが
「一旦現状を整理しましょう」
巽先輩だ。
「まず、非・特待生のあなた達はAさんの机の中にナイフを入れようとした。そこでジュンさんはその光景を目の辺りにして理由を問いただしていた。そしてその間に俺たちがここにやってきた__という感じですよね?」
「そうです」
「どうしてそのようなことを…?」
巽先輩は非・特待生の人たちに目を向けてそれを問う。
わかりきってる…ことなんだけどさ。
「だってこいつはずっと病院で入院しててまともに活動もしてないくせに復帰してきていきなり特待生ってなんなんだよ!俺たちはコツコツやってんのに!」
「そうだよ、贔屓にも程があんだろ!」
「__だったら何しても良いのかよ?えぇ?」
漣くんはとうとう痺れを切らしたのかガッと非・特待生の胸ぐらを掴んで…
「ジュンさん!」
『漣くん、もういいから!一旦落ち着いて!』
巽先輩と私が叫んだのは同時だった
「……」
「はぁ…はぁ…」
「ですがあなた達はしてはいけないことをしています。それは…わかりますよね?」
「二度とAさんに近づいてんじゃねぇですよ_!」
二人の圧が半端なかったからかはたまたこの状況は不利だと思ったのか__
わからないけど非・特待生の人たちは舌打ちして走り去っていった
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勿忘草色のダイヤスート(プロフ) - あんスタの七種茨君大好きさん» 返事が遅くなりすみません!凄く嬉しいお言葉ありがとうございます!息抜きに占ツク開くと通知来てて飛んできました(笑)これからもこの作品をよろしくおねがいします!私も茨大好きだなぁ… (2022年5月15日 13時) (レス) id: a8e241aa65 (このIDを非表示/違反報告)
あんスタの七種茨君大好き(プロフ) - とても面白い内容で一気に読んでしまいました笑続きが気になるし早く読みたい気持ちはあるけど学生生活を優先して下さい♪これからも応援してます頑張って下さいね☆ (2022年5月14日 13時) (レス) @page9 id: 498b316b23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷雨 | 作成日時:2022年5月9日 14時