Story38 ページ40
そして夕日が沈みそうになる時刻。
少し暗くなってライトが灯る空中庭園についた
そこには先にいたHiMERUくんが柵にもたれ掛かって夕日を見ていた
その顔が綺麗で儚くて、だけどどこか寂しげな顔をしているHiMERUくんから一瞬。目が離せなかった
「おや、Aさん」
HiMERUくんはこちらの視線に気づいてにこりと微笑んで見せる
私はその何気ない仕草にドキッとしてしまって顔が熱くなる
『えっと……』
「ふふ、そこまで緊張しなくても大丈夫ですよ。別に取って食べたりしませんよ。今は」
『今は…!?じゃあこれからは…その…』
「冗談ですよ。からかいがいがありますね。Aさんは。」
HiMERUくんは笑みを絶やさずそっと私に近づく。
『それで、その…。言いたいことがあるんだよね?』
「えぇ。そうですよ。
Aさん。よく聞いてください
俺はAさんが好きです。ですから__」
俺が今から話すこと、聞いてもらえませんか?と、HiMERUくんはさっきの笑みから一転凄く真剣な顔になっていた
『話すこと…?』
「まぁ、そこのベンチに座りながらでも聞いてもらいましょう」
HiMERUくんと私がベンチに座るとHiMERUくんは私の目を見て、今から言うことは他言無用でお願いしますと言って言葉を継いだ
「Aさん、俺は____
HiMERUじゃ、ないんです」
HiMERUくんは真剣な目つきで私に訴えかけていた
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勿忘草色のダイヤスート(プロフ) - あんスタの七種茨君大好きさん» 返事が遅くなりすみません!凄く嬉しいお言葉ありがとうございます!息抜きに占ツク開くと通知来てて飛んできました(笑)これからもこの作品をよろしくおねがいします!私も茨大好きだなぁ… (2022年5月15日 13時) (レス) id: a8e241aa65 (このIDを非表示/違反報告)
あんスタの七種茨君大好き(プロフ) - とても面白い内容で一気に読んでしまいました笑続きが気になるし早く読みたい気持ちはあるけど学生生活を優先して下さい♪これからも応援してます頑張って下さいね☆ (2022年5月14日 13時) (レス) @page9 id: 498b316b23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷雨 | 作成日時:2022年5月9日 14時