トイレの花子さん 八 ページ11
会話をしながら花子さんがジリジリと近寄ってくる。それにあわせて、自分も後退する。がしかし、トイレはそんなに広くない。あっという間に壁に背が付き、横への逃げ道も花子さんの腕によって塞がれた。逃げようと思えば逃げられるのに、体はそうしようとしない。
A(ああ、これが壁ドンとか言うやつか。)
なんて悠長な事を考えていると、花子さんがまた口を開いた。
花子 「彼岸と此岸の境を超えて、俺達の縁は結ばれた。ヤシロよりもずっと強固な縁がね。
願いの代わりに貰うよ。君の―――――労働力。」
花子さんは片手でカネのマークをつくりながら言った。
A(え...この流れで『労働力』は無いでしょ。)
なんて思いつつも、その程度のもので良かったと、安堵する。
花子 「やらしー意味だと思った?」
A「違う」
私は花子さんの手をはらう。
A「あれ?花子さんに触れる」
花子 「さっき言ったろ。縁が結ばれたって。
ヤサシクしてよー。お願いちゃんと叶えてあげたんだからさ。」
A「お願い...」
花子さんは私の手を握り、そのまま続けた。
花子 「"怪異並みの力、身体能力が欲しい"でしょ?まぁ、力が使えるのは放課後のみだけどね。」
花子さんは笑顔で言った。
こうして私は出会ってしまった。
黄昏時、茜の斜陽が差す校舎の中で。
この世ならざる
怪異の少年と――――
祓い屋の少年→←トイレの花子さん 七 ※ちょっとした流血表現があります
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らなのMonO(プロフ) - 剣道部!?私も剣道部でして!wwえ!すっげ! (2018年12月29日 19時) (レス) id: dce8680b38 (このIDを非表示/違反報告)
らなのMonO(プロフ) - ずっと前から花子くんの漫画気になってましたけど、今日読んで見たらどハマりしてww漫画買っちゃいましたww有名そうだし夢小説とかないかなと思ったらここにめっちゃ面白い小説があって、作ってくださってあざます!これからも頑張ってくださいね! (2018年12月29日 19時) (レス) id: dce8680b38 (このIDを非表示/違反報告)
消しゴム - ですよね。なのでなかなか気付きませんでした。 (2018年4月23日 16時) (レス) id: 12faa16600 (このIDを非表示/違反報告)
文 - 設定キーワードのところが自縛少年花子くんになってる (2018年4月22日 20時) (レス) id: cdc454599d (このIDを非表示/違反報告)
消しゴム - 題名のところですよね。地縛であってました。お二人様のお陰で気付くことができました。ありがとうございました。 (2018年4月22日 20時) (レス) id: 12faa16600 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:消しゴム | 作成日時:2018年3月26日 12時