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211話 ページ27

水岬「あはは〜違うよ〜
多分ねー?


もしかしてそうまでして生かしたい人物が
自分じゃなくてガッカリしてるとかかな〜?

なわけないか。あははははっ!冗談冗談。」





そう言って左手を顔の横に広げ冗談と
首を振るが






上原「……」






水岬「…?あ、あれ〜…?」






平良「…水岬ちゃん、もう黙ってた方がいいよ…」






水岬「えぇ…?なんで……?」






小橋川「(うわ…可哀想…)」






鳳「(ほんま上原可哀想やな…)」






伊良波「…んー?つまり犯人は上原ではないって
ことですカ?」






牧「いや、2人で口裏を合わせて演技している
だけかもしれない…


…いや、けどなんか光夜の反応見てる限り
上原は犯人じゃない…かも。」






銘苅「あのねぇアンタら…いつまでバカを
露呈していれば気が済むの?もう沢山よ」






金城「…話を戻す。
…モノクマ、あの女は1度ここから脱出したらしいが
どういう経緯だったか話せ」






木宮「そいつに聞いたところで答えてくれるの?」






モノクマ「え!?えっと〜えーっとねぇ…
その…なんちゅーか……僕にも分からない…」





前田「え?」





波多乃「わ、分からない…?どういうことだ?」






銘苅「おいモノクマ、それ前から思ってたけど
どういうことよ、なんで説明出来ないわけ?」





A「そんなに重要な秘密なのですか?」






水岬「信じるか信じないかはあなた次第。だけど、
それそんなに重要なものじゃないから無視していいよ。
モノクマも絶対に説明できないから。」






そんな言葉を信用するやつがどこにいる。
この場にいるほとんどがそう言いかけたが






木宮「…そう、へぇ…まぁそんなに言うなら
次の話で詰まったらその話を持ち出すよ。


…とりあえず分かったことは、


…君は私達の敵だ。」






存外殊勝な判断をするものだな。
思わず感心してしまった。






水岬「おぉ、怖い。嫌われちゃったかな?」






木宮「あぁ、私は君が嫌い。
1度会場から脱出したなら私達の電子生徒手帳を
持ってくることだってできたはず、

でも君はこの機会に生かしたいやつを生かして
他のやつを殺すことを選んだ。」






水岬「…そう思われても仕方がないね。
まぁまぁ、誰が悪とかはこの際置いておくべきだ。

所詮、正義は勝つ。
これ以上理不尽で的を得た言葉はない。

勝ったやつだけが正義なのだから。」






小橋川「か、完全に悪役じゃねぇか!!」

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作者名:あんこもち | 作成日時:2022年11月25日 23時

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