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私はそんな永瀬くんをびっくりして見た
クラスのみんなも先生も驚いている
廉「…先生、しんどいので保健室行きます」
そう言って出て行こうとする永瀬くんの制服を咄嗟に掴んだ
永瀬くんは私の方を振り返って見ている
その目からは何も感じ取れなかった
何を思ってるのか読み取れない
私はできるだけみんなに聞こえないように小さな声で言った
A「今行ったらもっと最低だよ」
そう言うと永瀬くんは私の手を振り払って
廉「元から最低やからどうでもいい」
そう言って教室を出て行った
みんなザワザワしてたけど先生の指示でみんなすぐに授業に戻った
私はその後も永瀬くんが気になっていた
また保健室で先生とキスしてるの？
平野先生のこと考えないの？
誰とでもキスするって本当だったんだ
でもまさか不倫してるなんて
最低だよ
やっぱり軽蔑する
そう思いながらずっともやもやイライラしていた
そうしていると放課後になった
私は急いでカバンの用意をして教室を出た
下駄箱に向かって歩いていると後ろから急に腕を掴まれた
そして後ろに引き寄せられ、こけそうになったけど受けとめられてこけずにすんだ
振り向くとそこには海人がいた
私は思わず顔が歪む
そんな私の顔を見て海人が悲しそうな顔をした
海人「俺の顔見てそんな顔しないでよ、傷付くから」
そう言って私をゆっくりと離した
私は少しシワになった制服を直して
A「だって登下校は別にするって昼休み散々話したじゃん」
海人「あれはAが無理矢理押し切ったんだろ！
俺は許さない！」
なんてことを言ってくる
やめて
お願いだから求めないで
そんなことを思っていると
梨奈「海人くん！！」
海人の彼女が現れた
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作者名：T.che | 作成日時：2020年2月21日 14時
