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屋上に入ると誰もいなくてとても広かった
A「すごい！初めてきた！」
ちょっとテンションが上がって独り言を言う
そして屋上の手すりまで走って下を見た
すごい高い
5階建てだからやっぱ高さはあるなぁ
そんなことを思っていると
「おい！なにやってんだ！」
後ろから怒鳴り声が聞こえて思わず振り返る
するとそこには
A「ひ、平野先生…？」
私の後ろに平野先生が立っていた
彼、平野紫耀先生は体育の先生で若くて格好良くて生徒からも先生からも人気だ
まぁ私は海人以外の男の人に興味がないから話したことはないけど
そんなことより
やばい！
先生に見つかった…！
私はそう思って焦る
すみません！そう言って屋上から出て行こうとした
しかし
ガシッと腕を掴まれそれを阻止された
私は掴まれた腕を見て平野先生の顔を見る
平野先生は怒っているというより心配そうな顔をしていた
平野「2年のAか？」
そう言われてドキッとした
やばいよ
ばらされる
サボってたことがバレる
怒られたらどうしよう
そうすると私が思っていることとは違う言葉が降ってくる
平野「何かあったのか？Aがサボるなんて意外だったから。
ていうか飛び降りるのかと思って焦っただろ」
そう言って私の腕を離して安心した顔をしている平野先生
あ、あれ？
A「あの、怒らないんですか…？
私サボってるのに…」
そんな私を見て平野先生は一瞬キョトンとした
平野「なんで？サボり同士なのに怒れないだろ」
そう言って先生は右手に持ってるタバコを見せてきた
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作者名：T.che | 作成日時：2020年2月21日 14時
