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そして中から海人が出てきた
海人「A〜！帰ってくるの遅いじゃん！」
なんて言ってふてくされている様子だ
そして私の横にいる永瀬くんを見てキョトンとする
海人「え！なんで永瀬がここに？！」
そう言う海人に永瀬くんが私を見て
廉「…ここお前ん家ちゃうかったん？」
なんて聞いてくるから私は説明する
A「ここは私の家だよ？
で、この隣が海人の家！
海人とは幼馴染だから勝手に家に出入りしたりするの」
だからここから出てきたの。と言うと永瀬くんは、ふーんと興味なさそうに返した
そして
廉「じゃ俺帰るから」
そう言って永瀬くんはもと来た道を戻っていった
私はそんな彼の後ろ姿を見て思った
え
ここら辺の家じゃないの？
もしかしてわざわざ送ってくれたとか…？
そんなことを考えていると、ポンッと肩に手が置かれた
隣を見ると海人が気に入らないという顔をしている
海人「Aって男に興味ないんじゃなかったっけ？」
なんてこと言ってくるから少し笑ってしまった
可愛い
それはヤキモチだったりするのかな？
そうだといいな
そう思いながらも
A「興味ないよ？だって隣の席なんだから当番の仕事は仕方ないでしょ」
そう言ってふてくされた海人の腕を引っ張って一緒に私の家に入った
玄関で靴を脱いで2人でリビングへ向かった
リビングでは翼と晴人がテレビを見ていた
ただいま！と言うと2人は不機嫌そうにこちらを見る
晴人「部活終わりでお腹空いてるんだけど！」
翼「俺もお腹空いたぁー」
そう言ってくる2人に
A「ごめん…！当番の仕事かなり多くてさ…！
今から急いで作るから待って！」
そう言って私は二階の自分の部屋へと駆け上がった
制服から私服に着替えて急いでリビングに戻りキッチンに立った
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作者名：T.che | 作成日時：2020年2月21日 1時
