お面が七十八面 ページ40
黎さんの声で次々と敵を倒していく二人の刀剣男士。
鮮血の中にギラリと輝きを放つ刀を軽々と振り回していく様子を私はただ呆然と眺めていた。
そうして二人の刀剣男士によって大半が倒されたあたりから、他の審神者の方々からひそひそと話し声が聞こえ、耳を澄ませた。
「流石だな…あれなら政府も放っては置かないだろう」
「刀剣達も強く、文句無しの手本のような審神者だな…」
「さぞ政府も大切にしているのだろうなぁ、あの娘を」
「いや、そうとも限らないぞ。聞く話ではあの娘の親は…」
「なるほど…なら政府も警戒するなぁ」
称賛の声も多いが、その中に埋もれた黒い何かも感じ取れる。
彼女に何が…
そう思い、ふと黎さんを見ると、先程と同じような凜とした表情の中に悲しさも垣間見れたような気がした。
結局そのまま審神者交流会は中断された。
やはり会場が森の中にあったことが功を奏し、被害は会場が僅かに傷付いた程度で終わったようだった。
ようやく本丸に帰れる。
暁丸さんにもご挨拶をし、私達は本丸へと帰ることにした。
黎さんの冷たく、射るような視線には気付かずに。
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ひよこゆき - 日影さん» ありがとうございます！そう思っていただけると嬉しいです(´∀｀*)これからも頑張らせていただきます！ (2015年8月22日 20時) (
レス) id: 7bf961461a (このIDを非表示/違反報告)
日影(プロフ) - とても面白いですね。何かこう…すらすらと読んでしまうというか、僕的に何か惹きつけるものが有りました。話の進め方でしょうか？内容でしょうか？分かりませんがひよこゆきさんが書いているこのお話はとても好きだと純粋に思いました。続き楽しみに待っていますね (2015年8月20日 0時) (レス) id: a03da9a5fd (このIDを非表示/違反報告)
ひよこゆき - 八福神さん» ありがとうございます！そう思って頂けると嬉しいです(*´ω｀*)これからも頑張らせていただきます！ (2015年5月21日 14時) (レス) id: 7bf961461a (このIDを非表示/違反報告)
八福神(プロフ) - とても面白いですね！！話の続きが楽しみです！！ (2015年5月20日 19時) (レス) id: 14e28d17b6 (このIDを非表示/違反報告)
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